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日本人向けスマートグラス用メガネ、Vuzixと鯖江市の三工光学が共同で製品化

 Vuzixは、販売中のHMDデバイス「M100スマートグラス」をマウントできるメガネフレーム「M100スマートグラス用メガネ」を、福井県鯖江市の三工光学と共同で開発し、7月14日より発売した。価格はオープンプライスで、直販価格は12,000円。Vuzixの直販サイトのほか、同社パートナーの一部からも購入できる。鯖江市の「めがねミュージアム」(めがね会館内)と、東京都港区南青山のメガネ店「GLASS GALLERY 291」において期間限定で展示している。

M100スマートグラス用メガネ

 VuzixのAndroid搭載HMD「M100スマートグラス」(直販価格12万円)をマウントできるメガネフレームを、“めがねのまち”として知られる福井県鯖江市でメガネフレームを手掛ける三工光学と共同開発。日本人向けにデザインし、M100に同梱の安全グラスやヘッドバンド以上のフィット感が得られるという。

 M100を左右どちらのつるにも取り付け可能で、頭の大きさに合わせてモニターやスピーカーの位置を前後に調節できる。レンズゲージも同梱し、メガネ店で処方レンズに交換することも可能。取り付け具を外せば通常のメガネとしても利用できる。

 なお、M100は、ロチェスターオプティカルのスマートゴールドレンズにも近日対応予定としている。

 「M100スマートグラス」は、WQVGA(428×240ドット)の液晶パネルを採用した単眼タイプのヘッドマウントディスプレイ。約35cm先に4型相当のディスプレイが表示されるイメージで、ユーザーの視界を全て覆うのではなく、外の景色を見ながら、時折ディスプレイの表示を確認するといった用途に向いた製品となる。アスペクト比は16:9、視野角は16度。輝度は2,000nits以下。

鯖江市のめがね会館内にあるめがねミュージアムでの展示
青山の「GLASS GALLERY 291」での展示

(中林暁)