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Samsung、テレビも観られるフルHD液晶付冷蔵庫。4K/HDR TVとUHD BDプレーヤー

 Samusng Electronicsは、米国ラスベガスで1月6日(現地時間)より開幕するコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2016」の開幕前プレスカンファレンスにおいて、4K/HDR対応液晶テレビや、UHD Blu-rayプレーヤーなどを発表。さらに、ユニークな製品としてフルHD液晶付きでテレビや音楽配信などが楽しめる冷蔵庫も発表した。

4K/HDR対応テレビの新機種「KS9500シリーズ」
Samsung Electronics AmericaのTim Baxter President兼COO

 「SUHD」として展開している4Kテレビの新製品としては、同社も参加するUHD Allianceが定めた4K/UHD対応などを示す「Ultra HD Premium」ロゴを取得した新機種「KS9500シリーズ」を発表。49/55/65/78/88型の5サイズで、いずれも量子ドット(Quantum Dots) 技術で広色域化を図っている。さらに、光沢を最小限に抑えたという「Ultra Black Technology」も搭載。輝度は1,000nit以上。Tizen OSを搭載し、様々なアプリが利用可能。

「Ultra HD Premium」ロゴを取得
サイズは5種類
TIZEN OSを搭載

 同社初のUltra HD Blu-rayプレーヤー「UBD-K8500」も発表。4K/HDR対応のUHD BDを再生可能で、米国では発表会当日の5日より予約受付を開始。'16年3月より購入可能となる。

UBD-K8500

 オーディオ製品では、既報の通り、Dolby Atmos対応スピーカー「HW-K950」を発表。サウンドバーと、Dolby Atmos対応のワイヤレスリアスピーカー、サブウーファで構成し、天井に向けた音の反射を利用し、音の高さや広がり感を表現可能となっている。

Dolby Atmos対応スピーカー「HW-K950」も発表

 生活家電では、21.5型のフルHDタッチディスプレイを備えた冷蔵庫「Family Hub(RF28K95800SR)」を'16年春に発売すると発表。このディスプレイは、家族の予定表やフォトフレームなどに使えるほか、テレビ映像をミラーリングして表示したり、音楽ストリーミング配信サービスを受信して内蔵スピーカーで聴くといったエンターテインメントにも利用可能。

Family Hub

 内側にカメラも内蔵し、冷蔵庫の中に入っている食品の状況を、外出先からスマートフォンで確認するといったこともできる。さらに、MasterCardとの提携により、冷蔵庫の画面をタッチして食料品などを購入し、MasterCardで決済するというサービスも行なう。

カラーは2種類
縦長の21.5型フルHD液晶を搭載
テレビのミラーリング表示
音楽配信のPandraを受信している画面
内側カメラで撮影した冷蔵庫の中身を、外出先でも確認可能
MasterCardと連携し、食品などを冷蔵庫の画面から購入できるサービスも

 その他の製品としては、Android Wear搭載スマートウォッチの新デザインモデル「Gear S2 classic」を2月に発売。「18K Rose Gold」と「Platinum」の2種類を用意する。

Gear S2 classic
「18K Rose Gold」(左の2個)と「Platinum」(右の3個)の2種類

 Windows 10タブレットの「Galaxy TabPro S」は、キーボードを着脱できる2 in 1タイプ。12型/2,160×1,440ドットの有機ELディスプレイを備え、Wi-Fi/BluetoothのほかLTE通信も行なえる。薄さは6.3mm。

Galaxy TabPro S
スタンドで立てた状態
5日に発表された新製品

(中林暁)