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EarFun初、オープン型でも本格音質、LDAC対応。9000円を切るハイコスパ「OpenJump」に驚く
- 提供:
- EarFun
2025年6月12日 08:00
あのEarFunから、オープンイヤー型TWS「OpenJump」登場
昨年あたりから、オープンイヤー型TWS(完全ワイヤレスイヤフォン)がちょっとした流行になっている。耳を塞がない構造のため、周囲の音が聞き取りやすいことから屋内外問わず活用できるのが最大の特長で、それでいて、カナル型や骨伝導タイプなどに比べて装着時のストレスが少なく、長時間の利用も可能。そんな、新しい音楽ライフの楽しみ方を提供してくれるオープンイヤー型TWSの注目モデルがEarFun「OpenJump」だ(オープン/実売8,990円前後/※編集部注 Amazonで使える読者限定割引クーポンも記事の最後に用意しています)。
長時間でも負担が少ない耳掛け型
EarFunとして初めて手がけたオープンイヤー型のOpenJumpは、いわゆる“耳掛け型スタイル”を採用している。後発ということもあってが、小型のバッテリー部(後ろ側に位置する部分)や音の届きやすい絶妙な形状のドライバー部、両者を結ぶ細く柔軟な、それでいて理想の配置を保持してくれる形状記憶合金採用のワイヤー部など、十分に吟味された実用的なデザインに仕上がっている。おかげで装着もスムーズ、ドライバー部もベストな位置を見つけ出しやすい。
耳掛け型を採用する製品のなかには、メガネ使用者との相性が悪いものもあるが、OpenJumpはそういった印象は皆無。よくできたデザインだと思う。実際に、数時間着用し続けてみたが、装着ストレスのなさはカナル型や骨伝導タイプなどに比べて圧倒的で、他社のオープンイヤー型TWSと比べても快適な方だろう。
また、本体重量が片側7.8gとなかなかに軽量なこと、IPX7(イヤフォンのみ)と防水性能が高いことなども合わせて、ライニングやサイクリングなど屋外スポーツでも大いに役立ってくれそうだ。
オープンイヤー型の弱点を克服する
快適さや便利さが売りのオープンイヤー型TWSだが、同時に弱点もいくつかある。まず、カナル型のように耳を塞がないタイプのため、低域が痩せやすいという特徴がある。また、構造上からどうしても音漏れが生じやすい。
まず低音の量感不足について。
OpenJumpでは、オープンイヤー型としては大口径な14.2mmの高品質ウール複合ダイナミックドライバーを搭載。さらに、独自の低音強化技術「BassSurge」と組み合わせ、重低音を実現。広がりのあるサウンドステージとあわせて、ライブ会場にいるような臨場感を楽しめるという。
もうひとつ、音漏れに関してはアクティブノイズキャンセリング機能こそ備わっていないものの、ドライバー部のデザインに工夫を凝らすことで、音漏れを最小限に留めている様子が窺える。実際、BGMレベルの音量に留めれば音漏れはほとんどなく、電車内などでも充分に活用できると感じられた。
音質面では、ハイレゾ相当の高音質を楽しめるLDACコーデックへの対応が嬉しい。Androidスマートフォンのみの対応となるが、CD以上の良音質を存分に楽しめるのは大きな魅力となっている。
加えて、映画館のような3Dサウンドを楽しめる「シアターモード」、最大55msの低遅延を実現しゲームや映画を音ズレなく楽しめる「ゲームモード」など、幅広いコンテンツを楽しめるようになっている。さらに、最大2台のデバイスを同時接続/自動切り替えできる「マルチポイント」も便利だ。
もうひとつ、OpenJumpユーザーに活用して欲しいのが「適応イコライザ」だ。こちら、EarFunが独自開発した機能で、実際に音の聞こえ方をチェックして、ユーザーそれぞれの環境に合わせて最適な調整を行なうもの。設定には音の聞こえ方をチェックしつつ手動で行なうこととなるが、操作が至って簡単なので苦労はない。
効果のほどがなかなかに良好。OpenJumpでも、適応イコライザに対応しているEarFun製品もあるので、所有者には積極的に活用してほしい機能だ。
さらに、イコライザー機能としてはプリセットとカスタムの2タイプも用意されているので、好みに合わせたサウンドを作り上げることも可能だ。
ちなみに、これらの機能はスマートフォン専用アプリから簡単にコントロールできるようになっている。このほかにもLDACコーデックの設定や音声ガイダンスの言語設定、自動電源オフの時間設定、イヤフォン本体のタッチ操作変更など、様々な設定が行えるようになっているので、積極的に活用したいところだ。
ちなみに、気になる連続再生時間はイヤフォン本体で最大11時間、充電ケースからの充電を含めると最大42時間という、たとえば1日4時間ほど使用しても、バッテリー残量を気にすることなく1週間以上使い続けることができる。
さらに、LDACコーデックをオンにしても最大8時間使い続けられること、10分の充電で2時間使用可能な急速充電に対応していることなども嬉しいポイントとなっている。
オープンイヤー型とは思えない低音、
さて、肝心のサウンドはいかがなものだろうか。
14.2mm径のウール複合振動板ダイナミック型ドライバーを採用したOpenJumpのサウンドは、とてもクリアな、落ち着きのある音色傾向が特徴。
高域はのびのびとした、それでいて鋭すぎない自然な表現で、ピアノの音がストレスなくのびやかに広がる。ハイハットの音も存在感はあれど耳障りな痛さがない、聴き心地の良い表現となっている。
女性ヴォーカルも、端正なプロポーションで落ち着きのある歌い方が好ましい。たとえばサラ・オレインは普段よりも僅かに優しい、それでいて高域の伸びやかさは失っていない歌声を披露してくれるし、幾田りらは普段よりも滑舌の良い、しっかりとした発声になっていて、歌詞の意味がよく伝わってくる。
男性ヴォーカルは普段よりもちょっとクール。米津玄師は淡々とした歌声のなかに熱い情熱を感じるので、これはこれで悪くない。ことヴォーカル表現については、Jポップと良好な相性を見せてくれた。
それ以上に素晴らしく感じたのが音の広がり感のスムーズさだ。オープンイヤー型というスタイルそのもののメリットも貢献しているのだろうが、左右はもちろん前方に向かってもクリアかつ自然な音場が広がってくれる。おかげで、オーケストラ演奏はホール感を存分に味わえるし、テクノなど音場表現に凝った楽曲もなかなかに楽しい。
確かに、オープンイヤー型なので、EarFunのカナル型イヤフォンほどの重低音は出ないが、大口径ユニットとBassSurgeのおかげなのだろう、必要充分な低音の量感が確保されているので“低域が痩せ過ぎて迫力がない”ということにならず、落ち着きのある絶妙な帯域バランスが音色が好ましく感じる。
LDACコーデックの良音質もあわせ、ながら聴きのBGM用途だけでなく、音楽を存分に楽しめる魅力的なサウンドを持ち合わせている。実売9,000円を切る価格と、装着時のストレスの少なさなど使い勝手の良さも加味すると、大いに魅力的な製品と思える。音楽リスニングだけでなく、屋外でのスポーツはもちろん、テレワーク用のイヤフォンとしても大いに活躍してくれそうだ。
クーポンコード:EARFUNOWAV
・クーポン使用期限:2025年6月12日~2025年7月20日23時59分
・対象モデルEarFun OpenJump
・通常価格:8,990円
・クーポンコード適用後の特別価格:6,711円