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Noble Audio、将軍をモチーフにしたIEM「Shogun」。「サムライの精神を体感できるHi-Fiイヤフォン」

ユニバーサルIEM「Shogun」

アユートは、Noble Audioの有線イヤフォンとして、クアッドブリッド13ドライバー構成のユニバーサルIEM「Shogun」(ショーグン)を、11月22日に発売する。価格は550,000円。

東京の徳川幕府跡地で出会った浮世絵に描かれた将軍の姿から着想を得て、「現代人がサムライの精神を体感できるHi-Fiイヤフォン」として開発された。

デザインは「具足」鎧をベースに、高精度アートスプレー技術で質感を再現。フェイスプレートの金色の「鬼面」は、歴史的ディテールを細かく表現し、両側の「目貫」装飾は刀の鍔の幾何学美を再現した。赤と銀のパネル背景は浮世絵の芸術表現に基づいている。

音響チャンバーは「胴丸」鎧の層構造から着想を得て、限られた空間で複数帯域の最適化を実現した。

ユニットは、10mmデュアル磁気回路複合振動板ダイナミックドライバー×1、複合骨伝導ドライバー×2、BAドライバー×6、静電ドライバー×4の、片側13ドライバー構成。

4基のSonion製静電ドライバーと、2基の骨伝導ドライバーにより、広大な音場と細部の再現性を実現。「音楽のすべてのニュアンスを忠実に届ける」という。

チューニングインスピレーションとして、以下が挙げられている。

  • 【仮面の多重性】
    仮面は「威嚇の道具」であり「本心を隠す障壁」でもあるという概念から、1ダイナミック、6BA、4静電、2骨伝導のクアッドブリッド構成を採用。10mm複合振動板ダイナミックドライバーは、超低域を担当し、深さとダイナミクスを両立。骨伝導ドライバーは音環境の知覚を強化し、サムライの「死角なき視界」を象徴。BAドライバーは中~高域をカバーし、ボーカルや楽器の精密な描写を実現。静電ドライバーは「鍛造された刃」のようなトランジェントとディテールを生み出す
  • 【地・水・火・風の鍛刀哲学】
    低域(地):複合振動板と特別設計のサスペンションで「剛柔併せ持つ」低音を実現
    中域(水):多管構造による中域イメージング技術で、ボーカルの繊細なディテールを再現
    高域(火):BAと静電の融合で、刃の反射のような金属的な輝きを表現
    音場(風):独自の音響空間設計により、楽器間の「非粘着性」な機動性を実現
  • 【チューニング方向性:剛柔併せ持つ武士の音】
    低域:適度な深さと太鼓のような余韻で、サムライの威厳を保ちつつ過剰にならない
    中域:声帯の振動に近い密度で、鋭さと茶道のような温かみを両立
    高域:刀の輝きのように伸びやかで透明感があり、冷たすぎない。BAと静電の相乗効果で「鉄を切って跡を残す」ようなディテールを実現

再生周波数は12Hz~40kHz、感度は110dB SPL/mW。インピーダンスは23Ω。ケーブルは独自カスタムメイドの4芯ケーブルで、コネクターはIEM 2pin 0.78mm、プラグは4.4mmバランス。