シャープ、液晶TVのLEDバックライト用ドライバIC
-従来1.25倍の120灯駆動。ローカルディミングも
シャープ株式会社は、液晶テレビなどのLEDバックライト向けに、LED 120灯の駆動に対応したLEDドライバIC「IR2E65U」を10月1日よりサンプル出荷開始する。サンプル価格は250円。量産時期は10月30日からで、月産60万個の製造を予定している。
最大10チャンネルの制御が可能なLEDバックライト用IC。1チャンネルあたり12灯のLEDを直列に接続し、従来の1.25倍となるLED 120灯の駆動を実現(従来機種のIR2E62Uは96灯)。また、チャンネルごとにLEDの明るさを調節する「ローカルディミング(部分駆動)」に対応しており、液晶表示の高コントラスト化と低消費電力化が可能とする。
入力電圧信号は3.0~3.6V、出力電流は15~70mA/ch、最大出力電圧は45V。スイッチング発振周波数は最大1.5MHz。データ信号の配線を少なくできるカスケード接続にも対応。LEDドライバICを多数使用する大型テレビ用バックライトの設計の効率化が図れるという。サイズは7.2×7.2×0.9mm。
(2009年 9月 28日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]