ディズニー、70周年を記念し「ダンボ」をBlu-ray化
-BD版に本編DVDも付属。豊富な特典収録
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメントは、アニメ「ダンボ」を2010年3月17日にデジタル・リマスターでBlu-ray化する。製作公開70周年を記念しての発売となり、価格は4,935円。同日にはDVDのスペシャル版も発売する。BD版にはBDの本編ディスクに加え、DVDの本編ディスクもセットになっている。
また、DVDとmicroSDをセットにしたバージョン(VWDS-5556/4,935円)、microSD単品版(VWMS-1010/2,940円)も用意している。詳細は別記事で紹介している。
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 | |
BD | ダンボ/ブルーレイ (本編DVD付) | BD×1枚 DVD×1枚 【BD本編仕様】 片面2層 本編約63分 16:9 MPEG-4 AVC 日本語字幕 英語字幕 | 【BD本編仕様】 (1)英語 (DTS-HD Master Audio 7.1ch) (2)日本語 (DTS-HD Master Audio 7.1ch) | VWBS-1096 | 4,935円 |
DVD | ダンボ スペシャル・エディション | DVD×1枚 片面2層 本編約63分 4:3 日本語字幕 英語字幕 | (1)英語(5.1ch) (2)日本語(5.1ch) | VWDS-5554 | 2,940円 |
BD版には特典として、未公開シーンや制作の舞台裏、劇場予告編、アート・ギャラリー、短編アニメーション「小ぞうのエルマー」、「空飛ぶネズミ」、ゲーム&アクティビティ、スクリーンセーバー、シネマ・ナビゲーション、ディズニー・ビューなど、豊富な特典を収録。
DVD版にも未公開シーン、制作の舞台裏の一部、劇場予告編を特典映像として収録。DVDのみ、コメンタリトラックも収録する。
第二次世界大戦中の'41年に米国で公開されたディズニーアニメ。サーカスのゾウ、ジャンボのもとにコウノトリが赤ちゃんを運んできた。名前はダンボ。大きな耳を持ったかわいい子だけど、その耳は皆の物笑いの種になってしまう。周囲のイジメに怒ったお母さんのジャンボは大暴れし、檻の中へ。ダンボは一人残されてしまう。
サーカスで失敗ばかりのダンボを慰めてくれたのは、ネズミのティモシー。2人はひょんなことから、ダンボの大きな耳が、空を飛ぶのに使える事を発見。練習に練習を重ね、自由に空を飛べるようになるダンボ。コンプレックスを逆手に取り、サーカスのスターになっていく……。
莫大な制作費と時間をかけた前作「ピノキオ」が、戦争の影響で興行成績が振るわず、財政的に追い込まれたウォルト・ディズニーが、1年半という短時間で、特撮を極力おさえた低予算で作り上げた作品。
「白雪姫」、「ピノキオ」、「ファンタジア」と大作が続いた後であり、スタッフが肩の力を抜き、楽しみながら作り上げたことで、ダンボの愛らしさが際立った温かい作品が誕生。興行成績の面でも大成功を収めることとなった。
(2009年 12月 10日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]