東芝、スカパー!連動対応の「VARDIA」DVDレコーダ

-EPGも高精細化。1TBで実売6万円


RD-E1005K

2月中旬発売

標準価格:オープンプライス


 東芝は、DVDレコーダ「VARDIA」の新モデルとして、1TB HDD搭載の「RD-E1005K」と320GB HDD搭載の「RD-E305K」を2月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はE1005Kが6万円前後、E305Kが5万円前後。

RD-E305K

 なお、VARDIAでは14日にBlu-ray Discドライブ搭載モデルも発表されているが、今回発表の2機種はDVDドライブ搭載機となる。

 HDD/DVD搭載のハイブリッドレコーダで、地上/BS/110度CSデジタルチューナを各1基装備。地上アナログチューナは搭載しない。2009年8月発売の従来モデル「RD-E1004K/E304K」からの改善点は、番組表を高精細化し、従来モデル比で2.8倍の情報を表示可能としたことと、スカパー! かんたん予約連動を搭載したこと。

 HDD容量以外の主な仕様はE1005K/E305Kとも共通で、録画形式はMPEG-2のみで、MPEG-4 AVC/H.264での長時間録画には対応しない。なお、SPモードなどSD解像度の画質モードは備えている。記録可能なDVDメディアはDVD-R/R DLとDVD-RW、DVD-RAM。


RD-E1005KRD-E305K

 新EPGでは、縦/横の切替表示も可能で、縦表示時には文字サイズも5段階で変更可能。従来モデルと同様に、エントリーユーザー向けの使いやすさに配慮した設計とし、日付やチャンネル、開始時間を設定するだけで録画予約ができる「かんたん予約」や、EPGから録画ボタンですぐ予約完了する「番組表一発予約」などを搭載している。リモコンは、通常リモコンに加え、基本機能に特化した「シンプルリモコン」を引き続き採用する。

 EPGでCATV番組を予約するとチューナと連動する「CATV連動」を搭載するほか、「スカパー! かんたん予約連動」も搭載。VARDIAのEPGからスカパー!(124/128度。スカパー! HDには非対応)や、CATVの録画予約が可能で、別売の専用ケーブル「RD-CAC1」を使って、外部チューナなどと連携動作する。スカパー!やCATV番組に対してもキーワード検索や自動録画が行なえる。

背面

 HDMI出力を備え、CEC機能のレグザリンクもサポート。対応REGZAとHDMI接続することで、電源の連動や、テレビのEPG画面からの予約録画などが利用できる。HDMI以外の出力端子は、D4とS映像、コンポジット、アナログ音声、光デジタル音声が各1系統。入力端子はS映像×1、コンポジット/アナログ音声×各2。映像DACは10bit/148MHz、音声DACは24bit/192kHz。Ethernetと、CATV/スカパー!連動の制御端子も備える。

 そのほか、番組本編だけのプレイリストを自動作成し、視聴できる「おまかせプレイ」、ごみ箱フォルダ内の番組を、電源OFF時に自動削除する「ごみ箱自動削除」、画面表示に従って操作できる「かんたんダビング」なども搭載。電源OFF時でも、リモコンの「番組表」ボタンを押すと約5~10秒でEPGが表示される高速起動モードを搭載している。同モード時の待機消費電力も約2.7W(アンテナ出力ON時は3.2W)まで抑えている。

 消費電力は、E1005Kが28W(BSアンテナ給電時33W)、E305Kが27W(同32W)、待機時はいずれも1.1W(アンテナ出力OFF時0.7W)。外形寸法は430×253×67mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、E1005Kが4.4kg、E305Kが4.2kg。


(2010年 1月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]