バッファロー、3波チューナ「LT-H91DTV」にIPTV機能拡充

新ファームでテレビ向けVODサービスを拡充

　バッファローは8日、USB HDD録画やアクトビラに対応した地上/BS/110度CSデジタルチューナ「LT-H91DTV」のファームウェアアップデートを行なうと発表した。バージョンアップの実施時期は3月20日を予定。対応機器の電源を再投入するだけで、無償で自動的に更新されるという。

　今回のアップデートにより、既存のアクトビラのほか、テレビ向けVODサービスを拡充。また、新たにRSSフィード再生機能を搭載するなど、インターネット上のコンテンツ再生機能を強化。「多様かつフレッシュなコンテンツを、テレビでもリモコンで簡単に楽しめる」としている。

　詳しいアップデート内容として、ヤフーが展開する「テレビ版Yahoo!JAPAN」に正式対応。情報ポータルのほか、約1万本の無料動画が楽しめる「動画チャンネル」も視聴できる。また、TSUTAYAのテレビ向けVODサービス「TSUTAYA TV」にも正式対応する。

「テレビ版Yahoo!JAPAN」に正式対応	動画チャンネル内のコンテンツを視聴できる。コンテンツの連続再生も可能

TSUTAYA TVにも正式対応

　そのほか、RSS 2.0フィードの取り込みに対応し、写真共有サイトや動画配信サイト、ポッドキャストなどのWebサービスから配信されるコンテンツをテレビ上で確認可能。PCで作成したRSSフィードを、共有フォルダかUSBメモリへ取込み、LT-H91DTV側で選択することで、コンテンツの再生が行なえる。

RSS 2.0フィードの取込みにも対応する。写真や動画共有サイトなどから配信されるコンテンツなどをテレビで表示可能に

　なお、同様の無償アップデートを、メディアプレーヤー「LT-H91LAN」でも実施する。

■ FeliCa対応機を参考出展

　バッファローでは、電子マネーなどに採用されているICカード「FeliCa」に対応した「LT-H91DTV」の試作機も開発。3月9日～12日まで東京ビッグサイトで開催される「IC CARD WORLD 2010」内の「FeliCa World 2010 ソニーブース」にて参考出品する。

　同会場では、対応LT-H91DTVを用いて、ICカードリーダ「PaSoRi」と接続し、アクトビラ決済やEdy残高照会のデモを行なうという。