ケンウッド、iPod/SD/USB/ラジオ対応マルチシステム

-iPodの動画を7型液晶で表示。フォトフレームにも


AS-iP70。iPod nanoを乗せたところ

4月下旬発売

標準価格:オープンプライス

iPhone 3G/3GSにも対応
 ケンウッドは、iPhone 3G/3GSやiPodを搭載できるドックを内蔵、7型の液晶ディスプレイも装備し、iPod/SD/USBスピーカー、フォトフレーム、AM/FMラジオ、時計として使えるマルチメディアシステム「AS-iP70」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。


iPod用ドックは本体に格納できる
ドックは引き出して使用する

 豊富な機能を備えた卓上システム。本体に収納されたスライド式ドックを引き出し、iPodやiPhone 3G/3GSを搭載可能。本体両側面に40mm径のコーンスピーカーを内蔵し、iPod/iPhoneの音楽を「AS-iP70」から再生できる。アンプの最大出力は1.5W×2ch(8Ω)。対応iPodはiPod touch、classic、nano、第4世代以降のiPod、iPhone 3G/3GS。搭載時は充電も可能。

 さらに、解像度800×480ドット、7型のTFT液晶ディスプレイも装備。iPodやiPhoneで再生する動画や静止画をモニターとして表示できる。

 また、側面にUSBとSDメモリーカードスロット(32GB SDHCまでサポート)も用意。USBメモリやSDカードに収録したJPEG静止画や、MP3/WMA/WAVファイルの再生も可能。静止画表示のフォトフレームとして使用できるほか、写真を表示させながらiPod/iPhone、USB、SDカード内の楽曲を再生する事も可能で、音楽付きのスライドショーも行なえる。

 なお、iPod/iPhoneの楽曲/ビデオ選択は、ドックに搭載したiPod/iPhoneのディスプレイを見ながら操作/選択する。再生中の楽曲情報はAS-iP70のディスプレイに表示されるが、ジャケット画像は表示されない。動画表示もiPod/iPhone側から再生したいファイルを選び、AS-iP70のディスプレイに表示するという流れになる。USB/SDカード内の楽曲/静止画選択は、AS-iP70のディスプレイを使用する。その際、音楽ファイルのタグ情報表示には対応していない。

 FM/AMチューナも備え、FM20局、AM10局のプリセットも可能。オートスキャン機能も使用できる。

ドックを収納したところ反対の側面にはUSBとSDカードスロットを備えているメイン操作パネル
USBメモリやSDカード内の楽曲や静止画が再生可能iPod内の音楽を再生するか、動画を表示するかを選択する画面SDカード内の楽曲はディスプレイメニューを使って選択できる

 時計機能も豊富。任意の静止画を時計画面の壁紙として登録でき、壁紙に時計を重ねて大きく表示するモード、下部に小さく表示するモード、壁紙と時計を重ねず、横に並べる表示モードの3種類が選べる。さらに、アラーム機能も備え、ブザー音に加え、iPodやAM/FMラジオ、USB/SD内の音楽を目覚ましとして再生できる。また、天面にスヌーズボタンを備え、スリープタイマーも装備している。

 電源は付属のACアダプタを使用。定格消費電力は15W。外形寸法は220×100×157mm(幅×奥行×高さ)で、iPodドックを引き出した時の横幅は295mmとなる。重量は800g。

天面にスヌーズボタンを装備時計表示は3パターンから選択できる
iPod nanoの楽曲を再生中。アーティストや楽曲名は表示できるが、アルバムアートは表示できないAMラジオ用アンテナ端子も備えている


(2010年 3月 24日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]