映画「LIAR GAME The Final Stage」がBD/DVD化
-“リアル”LIAR GAME開催。戸田恵梨香/原作者登場
(C)2010フジテレビジョン/集英社/東宝/FNS27社 |
「ライアーゲーム」の原作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で甲斐谷さんが不定期連載中で、コミック累計430万部を超える人気漫画。平凡な女子大生、神崎直が大金のかかった謎のゲーム「ライアーゲーム」に巻き込まれ、天才詐欺師・秋山深一とともに数々のゲームに挑んでいく物語。
2007年に深夜枠でドラマ化、2009年11月からはゴールデン枠で「シーズン2」が放送された。映画「LIAR GAME The Final Stage」ではシーズン2で進出した、ファイナルステージでの戦いが描かれている。主演の戸田恵梨香さん、松田翔太さんのほか、田辺誠一さん、鈴木浩介さん、荒川良々さん、松村雄基さん、吉瀬美智子さん、渡辺いっけいさんらが出演し、興行収入は23億円を超えた。
「ライアーゲーム シーズン2 DVD-BOX」購入者から抽選で400人が招待された | 優勝者とデイーラーのソラリオ(声:喜山茂雄)。ソラリオが「また、次回もあるかもしれません」と話すと、会場からは歓声があがった |
発表会に先立ち、ファン400人が、“リアル”ライアゲームを行ない、鴨川から参加した女性が優勝。天使と悪魔ゲームで実際に使用した腕時計と、原作者の甲斐谷忍さんによるオリジナルのイラストが贈られた。イラストは、「寝ないで描きました」(甲斐谷さん)という。会場からは、「すごい!」と羨む歓声が沸き上がった。
発表会には、主役の神崎直を演じた戸田恵梨香さん、クセのある強烈なキャラクタ、福永ユウジを演じた鈴木浩介さん、原作者の甲斐谷忍さんが登場。会場からは歓声があがった。司会は、フジテレビの伊藤利尋アナウンサー。
優勝者には天使と悪魔ゲームで実際に使用した腕時計と、原作者の甲斐谷忍氏によるオリジナルのイラストが贈られた |
発表会に登場した、神崎直役の戸田恵梨香さん |
鈴木さんは、「皆様、買ってくださった方ということで、本当にありがとうございます。よかったです。お会いできて」。甲斐谷さんは、「“リアル”ライアゲームを後ろで見ていて、面白かったです。僕が出ていたら、即効で負けたと思います。こうやって人が動くような実験とかやったことがないので、新鮮な発見がありました」と興味津々の様子だった。
■ Blu-rayのプレミアム・エディションは4枚組
発表会に出席した、原作者の甲斐谷忍さん、神崎直役の戸田恵梨香さん、福永ユウジ役の鈴木浩介さん |
戸田さんから、「なんと、9月15日にBlu-rayとDVDで発売されます」と明かされると、会場からは「オー!」と歓声があがり、伊藤アナが会場に「買いますか?」と問いかけると、観客から「買います!」コール。これには、戸田さんも鈴木さんも声を揃えて、「ありがたいですね。嬉しい」と喜んでいた。
LIAR GAME The Final Stageのパッケージは、Blu-rayが4枚組み(BD×1+DVD×3)のプレミアム・エディションと、本編ディスクのみのスタンダード・エディションの2種類、DVDは本編ディスクのみのスタンダード・エディションで、計3種類をラインナップする。発売元はフジテレビジョン、販売元はポニーキャニオン。
プレミアム・エディションは3時間超えの特典を収録。その他にも豪華アウターケースや、封入特典が付属する。特典映像は、オールキャストインタビュー、「メイキング 女優・戸田恵梨香 完全密着180日」、「ライアーゲーム ザ・リアル ~女子アナ28人ダマし合いスペシャル~」、舞台挨拶集、「生中継!初日舞台あいさつ(お台場シネマメディアージュ)」、予告編・TVスポット集が予定されている。
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 | |
BD | LIAR GAME The Final Stage プレミアム・エディション | 本編BD×1 本編DVD×1 特典DVD×2 本編117分 特典180分以上(予定) 16:9 1080p MPEG-4 AVC 日本語音声字幕 | (1)日本語 リニアPCM 5.1ch (2)日本語 DTS-HD Master Audio 5.1ch | PCXC-50023 | 9,975円 |
BD | LIAR GAME The Final Stage スタンダード・エディション | 本編BD×1 本編117分 16:9 1080p MPEG-4 AVC 日本語音声字幕 | (1)日本語 リニアPCM 5.1ch (2)日本語 DTS-HD Master Audio 5.1ch | PCXC-50024 | 4,935円 |
DVD | LIAR GAME The Final Stage スタンダード・エディション | 本編DVD×1 本編117分 16:9 日本語音声字幕 | (1)日本語 ドルビーデジタル 5.1ch | PCBC-51742 | 3,990円 |
(C)2010フジテレビジョン/集英社/東宝/FNS27社 |
めざましテレビのメインキャスター、大塚範一さんと共演をした感想を聞かれた戸田さんは「とても新鮮でした。役者の方がお芝居するのと、ぜんぜん違うくて、非常に楽しくやらせてもらいました」 |
「たぶん、ライアーゲームと、神崎直ちゃんと出会ったことについてとかを、すごく語っていた記憶があるんです。私の気持ちだったり、どういう現場だったとかの、私の素顔とかも見ていただけると思うので、是非ご覧ください」。さらに、「もしかしたら、変顔をしちゃっているかもしれないですね(笑)」と期待(?)を持たせた。
鈴木さんは、キャストインタビューで語ったことを聞かれても「よく憶えていないんですけど(笑)。印象に残ったシーンとかしゃべっていたと思います」とのこと。
深夜ドラマからゴールデンタイムに、そして劇場版へと成長したライアーゲーム。原作者として、甲斐谷さんは「漫画家は、連載を始めるときは、わりと軽い気持ちで始めるんですけど。今回は、ずいぶん大げさなことになったなと、驚きでいっぱいです」と語る。
Blu-ray/DVDには「劇場で見抜けなかったウソを見抜け! 極限の騙し合い、勝つのは誰だ。待望の最終章。」という宣伝コピーがついている。これについて、伊藤アナは「映画のオープニングタイトル時の登場人物の衣装というのは、全員、映画本編とはまったく対照的な色の服を着ていたいりする」など一端を明かす。
甲斐谷さんも「気付かなかった」というこの仕込を、鈴木さんは「なんとなく、そういえば違いますね」。「確かに違うんですけど、役者の方はみなさん、知らないかもしれないですね」と戸田さん。伊藤アナは、「DVDで確認して欲しい」とアピールしていた。
■ ドラマのクランクアップは、二人で抱き合って号泣
甲斐谷さんに「百点満点」といわれて、戸田さんは恥ずかしがっていた |
映画版のクランクアップの後にもドラマのシーズン2の撮影があるという、タイトなスケジュール。鈴木さんは、「映画のクランクアップの時に、恵梨香ちゃんも僕も、シーズン2が始まるので、まだまだあるなと思った」という。
戸田さんも「そうなんですよ。映画を撮りながら、ドラマの方の撮影も入っていたんです。本当に、体力的には、大変な現場だったなと思います。私と浩介さんがクランクアップした日、なんと、27時間、撮影し続けたんです。27時間労働というのは、生まれて初めてで、前代未聞でした。朝の7時とか、8時ぐらいから初めて、次に日のお昼の12時半まで撮影してました」と撮影に過酷さを語った。
ドラマがクランクアップした時は、二人で抱き合って号泣したという |
鈴木さんは「本当にDVDを買っていただいて、ここに来ていただいて、本当にありがとうございます。みなさんのおかげで、ドラマも映画も、観ていただいた方がいらっしゃったので、これだけ大ヒットになったと思っております」とファンに感謝した。
シーズン2の思い出として戸田さんは「いっぱいありすぎて。終わらないと思っていたけど、やっぱり終わるんだね、なんだかんだ寂しいねって。こういったイベントで、関わった方たちと再会できるというのは幸せです」
「神崎直ちゃんって、素晴らしい人なので、私が演じるのはどうしたらいいだろうと。漫画の世界とドラマの世界が大きく離れていたので、私は私で、ドラマの世界に入らなければいけないんだなと。でも、原作の直ちゃんもいるしなぁと、すごく悩んでいた時に、甲斐谷先生が、『自由に楽しんでください』という一言をかけてくださったので、すごく安心して入ることができた」と役作り裏側を語った。
伊藤アナが、「戸田さんの直ちゃんはいかがでした?」と、甲斐谷さんは「もう、百点満点だと思います」と答えると、戸田さんは「なにを言っているんですか! もう。本当に、ありがとうございます。恐縮です」と恥ずかしがっていた。
最後に「ライアーゲームの撮影は終わりましたけど、きっとまだ、終わらないんだろうなと、今、感じました。こうやって、みなさんの熱気を感じることができて、あらためて感謝しております。まだまだ、ケータイサイトとかでも続きますが、ライアーゲームは、もう終わらないと思いますので、これからも末永く愛してください」と戸田さん。
甲斐谷さんは、「今回は、役者の方とか、スタッフの方が、ものすごくがんばっていただいて。漫画家よりも、働いっていらっしゃるような過酷な現場で、本当にありがたいと思います。やはり、漫画家ですので、そういう技術的なところは学ぶところが多くて、そいうところは、今後活かしていこう、悪く言えばパックっていこうかなと思っています」と語った。
それを受けて、今後のコミックの展開は「先の構想とかを持っていたんですけど、あまりにドラマや映画の完成度が高かったので、ファンの方々から、『もちろん、漫画の方は、超えるようなものがあるんでしょうね』と、プレッシャーがかけられてますので……。自分の構想を、もっと、スケールアップしなければいけないと、苦しんでいるところです」と胸のうちを明かした。
(2010年 6月 28日)
[AV Watch編集部 古川 敦]