パナソニック、IPSアルファへの経営権を取得
-出資比率を実質92%に引き上げ
6月30日発表
パナソニックは30日、テレビ用大型液晶パネル設計/製造/販売会社のIPSアルファテクノロジの出資比率を引き上げ子会社化する。
日立子会社の日立ディスプレイズは、30日付けで新設分割により「IPSアルファ支援会社」(以下、支援会社)を設立。支援会社は、日立ディスプレイズが保有していたIPSアルファテクノロジの株式50.02%を承継し、同日中に支援会社の株式の94%をパナソニックに譲渡、6%を日立に譲渡する。
これにより、パナソニックは実質的にIPSアルファ株式の47.02%を新規に取得することとなり、既に保有済みのIPSアルファ株式44.98%を加えることで、IPSアルファに実質92%の出資を行なうこととなる。また、日立はIPSアルファ支援会社の株式6%取得などを通じて、IPSアルファに対して2010年度中に実質5%程度の出資を行なう予定。
(2010年 6月 30日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]