パナソニック、HDD追加可能な単体BDレコーダ

-実売5万円。VHS買い替え需要を狙う


DMR-BR30

 パナソニックは、「ブルーレイDIGA」の新モデルとしてHDDを追加可能な単体Blu-rayレコーダ「DMR-BR30」を2月25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 チューナは地上デジタル1系統のみで、BD-R/REやBDXLのR/REに対応したレコーダ。HDDは搭載していないが、別売の専用HDD「DY-HDD500」(500GB)を追加することで、HDD搭載のBDレコーダとしても利用できる点が特徴。

 VHSからの買い替え需要を狙い、カセットテープのようにディスクに録画するスタイルを実現。アドバンスドAVCエンコーダーを搭載し、MPEG-4 AVC/H.264エンコードによる長時間録画にも対応。HBモード(2.4Mbps)での録画時に、100GBのBDXLディスクを利用した場合約86時間40分の録画が可能という。録画モードはDRのほか、HG(12.9Mbps)/HX(8.6Mbps)/HE(5.72Mbps)/HL(4.27Mbps)/HM(2.96Mbps)/HB(2.4Mbps)が用意される。

 BD-REディスクに録画をしながらの「追っかけ再生」にも対応。録画予約はEPGから行ない、G-GUIDEの注目番組にも対応。番組情報などを読み上げる「音声読み上げ」機能も搭載している。BDビデオ、DVD、CDなどの再生に対応する。

 別売HDDの店頭予想価格は2万円前後。HDDを追加することで、HDDに録画した番組をBDやDVDにダビングすることも可能となる。最大4台までのHDDを追加できるが、専用HDD以外のHDDは接続できない。また、他のブルーレイDIGAが実現しているBDからHDDへのムーブバック(録画番組の書き戻し)には対応しない。

 出力端子は、HDMI×1、コンポジット×1、アナログ音声×1を装備。SDカードスロットやEthernetも備えている。待機時消費電力はクイックスタート「切」時で約0.3W、「入」時で6.5W。消費電力は約16W。外形寸法は297×199×49mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.6kg。通常のリモコンのほか、「シンプルリモコン」が同梱される。


HDDを追加可能。USB接続だが、専用HDD以外は利用できない専用HDDのDY-HDD500背面
ボディも小型化され、幅は297mm、奥行きは199mm通常のリモコンと、シンプルリモコンが同梱される

(2011年 1月 12日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]