パナソニック、radiko対応の防水VIERAワンセグ

-DIGAで受信したTV放送を無線LANで視聴


「SV-ME870」のピュアホワイト(-W)

 パナソニックは、7型液晶を備え、無線LANを内蔵し、radikoの受信も可能な防水仕様のポータブルワンセグテレビ「VIERAワンセグ(ビエラ・ワンセグ) SV-ME870」を発表した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。発売日は未定で、「決定次第発表する」としている。カラーはピュアホワイト(-W)、オニキスブラック(-K)、アクアブルー(-A)の3色。

 従来モデル「SV-ME550」の5型から7型へと大型化。解像度800×480ドットの液晶ディスプレイを搭載した、ポータブルワンセグテレビ。バッテリ駆動で最大約7時間の受信ができる。4GBのメモリを内蔵するほか、SD/SDHC/SDXC対応カードスロットも装備し、ワンセグの録画も可能。音楽/ビデオファイルの再生にも対応するほか、DIGAで録画した番組をSDカード経由で再生する「番組持ち出し」事もできる。

 さらに、無線LAN(IEEE 802.11b/g)機能も内蔵し、DLNAにも対応。同社のネットワーク連携機能「お部屋ジャンプリンク」に対応したDIGA(DMR-BZT900/BZT800/BZT700/BZT600/BWT500)と接続する事で、DIGAからの「放送転送機能」が利用可能。DIGAで受信したデジタル放送を、LAN経由でリアルタイムにVIERAワンセグへ配信する機能で、受信感度に左右されずにワンセグより高画質なテレビ放送が楽しめるほか、本体だけでは受信できないBS/110度CSデジタル放送なども視聴できるのが特徴。さらに、DIGAで録画した番組をLAN経由で視聴する事もできる。

2段階の角度が選べる自立スタンドを装備カラーはピュアホワイト(-W)、オニキスブラック(-K)、アクアブルー(-A)の3色

 また、インターネットに接続し、YouTubeの視聴も可能。さらに地上波ラジオ放送のサイマル配信を行なっているradiko.jpにも対応する。

 防水機能は、JIS保護等級のIPX6/IPX7相当で、約3m離れて内径12.5mmのノズルであらゆる方向から約100L/分の水を3分以上注水したり、水深1mの常温水道水に30分沈めても動作する。そのため、お風呂やキッチンなどで使用可能。

 ACアダプタで動作するほか、内蔵のリチウムイオン充電池でも動作する。画面の明るさを最小にした場合、ワンセグで最大約7時間、ビデオファイル再生で約9時間、音楽で約45時間、YouTubeで約5時間30分の使用が可能。輝度最高設定でのワンセグ視聴は約3時間30分。

 再生対応フォーマットは、ビデオがMPEG-4 AVC/H.264(Baseline Profile)、MPEG-4(Simple Profile)、WMVに対応。Windows Media DRMにも対応する。対応解像度は720×480ドットまで。ビットレートは4Mbpsまで。音楽はMP3/AAC/WMAに対応。SD-Jukeboxを使ったSDオーディオの再生にも対応する。JPEG静止画の表示も可能で、デジタルフォトフレームとして使うこともできる。

 300mW×2chのステレオスピーカーを搭載するほか、ステレオミニのイヤフォン出力も用意。PC接続用のUSB 2.0端子も備えている。外形寸法は201.5×24.7×126.7mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約494g。



(2011年 3月 24日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]