オーテク、低音強化イヤフォンに新モデル

　オーディオテクニカは、重低音再生を強化したイヤフォン「SOLID BASS」の新モデルを4月中旬より順次発売する。

　カナル型(耳栓型)イヤフォンは4モデルで、2010年発売のシリーズ最上位モデル「ATH-CKS90」にiPhone用の通話マイクなどを追加した「ATH-CKS90i」は5月下旬に発売。アルミ筐体の「ATH-CKS77」と、新設計のサブチャンバーメカニズムARを搭載した「ATH-CKS55」、CKS55のiPhone/iPod touch対応モデル「ATH-CKS55i」を4月中旬より順次発売する。価格は5,040～13,650円。

　また、ヘッドフォンタイプのSOLID BASS新製品も併せて発表されている。

■ ATH-CKS90i

ATH-CKS90i

　2010年発売の「ATH-CKS90」にiPhone/iPod/iPadの操作や通話に対応したコントローラを追加したSOLID BASSシリーズカナル型イヤフォンの最上位モデル。形式はダイナミック型。

　2つの空気室を追加することで、低音域をさらに増強したデュアルチャンバーメカニズムを採用。13mm径の専用ドライバを搭載し、パワフルでありながら繊細な表現までバランスよく再現できるという。

　再生周波数帯域は5Hz～25kHz。出力音圧レベルは106dB/mW。最大入力は100mW。インピーダンスは16Ω。マイク部はコンデンサ型で、iPhoneでの通話やiPod touchなどでのボイスメモに対応する。iPhone 4/3GSでの電話応答/切のほか、iPhone 3GS/4や第2～4世代iPod touch、iPod classic、第4～6世代iPod nano、第3～4世代iPod shuffle、iPadでのリモートコントロールなどに対応する。

　ケーブルはY型で長さは1.2m。からみにくい高弾性のエラストマーシースを採用している。入力プラグはステレオミニのL型(4極)で金メッキ仕上げ。ケーブルを除いた重量は約9g。XS/S/M/Lの4種類のイヤーピースとポーチが付属する。

■ ATH-CKS77

ATH-CKS77

　SOLID BASSシリーズの新モデルで、切削アルミニウム筐体を採用した新設計のサブチャンバーメカニズムARと、2ポジションポストで躍動感ある重低音再生が可能という。カラーはブラック(BK)とブラックレッド(BRD)の2色を用意する。

　低音を増幅するサブチャンバーを採用したほか、アコースティックレジスター(音響抵抗)を直列配置することで、量感を保ちながら引き締まった重低音を再生できる。強磁力マグネットとCCAWボイスコイルを採用した12.5mm径ドライバーを搭載。力強い低音再生のほか繊細な中高域表現も可能としたという。

　イヤーピースの装着感を2段階で調整できる2ポジションポストを採用。フィット感を高めて低域表現を向上する。再生周波数帯域は5Hz～25kHz。出力音圧レベルは106dB/mW。最大入力は100mW。インピーダンスは14Ω。

　ケーブルはY型で長さは1.2m。からみにくい高弾性のエラストマーシースを採用している。入力プラグはステレオミニのL型で金メッキ仕上げ。ケーブルを除いた重量は約7g。XS/S/M/Lの4種類のイヤーピースとポーチが付属する。

■ ATH-CKS55/55i

　アコースティックレジスターを搭載した新設計サブチャンバーメカニズムARによる重低音再生が可能なカナル型イヤフォン。カラーはブラック(BK)とブラックレッド(BRD)、ホワイト(WH)の3色。ATH-CKS55iは、iPhone対応のマイクを搭載し、通話やボイスメモに活用できる。対応機種はCKS90iと共通。

ATH-CKS55	ATH-CKS55i

　上位機のATH-CKS77と同様に12.5mmのドライバを搭載。強磁力マグネットにより低域再生能力を高めている。イヤーピースは2段階の調整が可能な2ポジションポストで、フィット感を高め、低域表現を向上する。再生周波数帯域は5Hz～24kHz。出力音圧レベルは105dB/mW。最大入力は100mW。インピーダンスは17Ω。

　ケーブルはY型で長さは1.2mで、からみにくい高弾性のエラストマーシースを採用。入力プラグはステレオミニのL型で金メッキ仕上げ。ケーブルを除いた重量は約6g。XS/S/M/Lの4種類のイヤーピースとポーチが付属する。