ソニー、8mmビデオカセットレコーダ出荷を9月に終了

-'85年からの累計出荷台数は5,700万台


 ソニーは、8mm/Digital8方式のビデオカセットレコーダ「GV-D800」と「GV-D200」の出荷を2011年9月をもって終了する。なお、需要状況によっては予定時期以前に終了する場合もある。

GV-D800GV-D200

 8mmのハンディカムは既に出荷終了しており、GV-D800/D200の出荷完了に伴い、テープを除く同社の8mmビデオカセット製品はすべて終了となる。テープについては当面生産を継続し、8mm方式の機器の修理も同社の修理規定に従い受け付ける。

 8mmビデオカセット製品の終了について、ソニーは「近年は、記録メディアがフラッシュメモリなどへと変遷し、映像記録方式もハイビジョンが主流になるなど、8ミリ方式の機器に対する需要は減少している。こうした状況に鑑み、終了することとした」と説明している。

 初代の8mmビデオカメラ「CCD-V8」は1985年に発売、8mmハンディカムとしては2008年に出荷終了した「CCD-TRV126」が最後のモデルとなる。2008年3月までの8mmビデオカメラ/カセットレコーダの累計出荷台数は5,700万台。


CCD-TRV126CCDーV8

(2011年 7月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]