パナソニック、CDから非圧縮録音可能なHDDナビ

-60GBHDD内蔵Strada。目的地をスマホから転送


コンソールの取り付け開口部180mm用の「CN-H510D」

 パナソニック オートモーティブシステムズは、HDDカーナビ「Strada(ストラーダ)」の新モデルとして、Hシリーズ2機種を6月7日に発売する。どちらも2DINタイプで、コンソールの取り付け開口部180mm用の「CN-H510D」と、200mm用の「CN-H510WD」を用意。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は各15万円前後。

 主な仕様は共通。7型ワイド、800×480ドットの液晶ディスプレイを採用した2DINサイズのHDDナビで、AV機能として地上デジタルチューナを搭載。ワンセグ受信にも対応しており、4つのチューナーとアンテナによるキャリアダイバーシティ方式で、受信性能を高めている。また、独自の「PEAKSプロセッサー」により、映像信号の入力から出力までをフルデジタル処理。高画質化を図っている。


コンソールの取り付け開口部200mm用の「CN-H510WD」

 DVDプレーヤーやAM/FMチューナを搭載し、音楽CDも再生可能。HDD容量は60GBで、約40GBをエンタテイメント機能に利用可能。CDからHDDへの録音もでき、最大7,500曲の録音が可能。最大約800曲の音楽データを非圧縮で録音する「CD音質モード」も利用できる。

 さらに、iPod/iPhoneと連携。別売のiPod/USB接続用中継ケーブル(CA-LUB200D/1,680円)を使い、iPod付属のUSBケーブルを使用して接続すれば、カーナビ本体からiPodを操作できる。iPodの音楽をカーナビから再生したり、充電も可能。

 SDビデオ再生機能も備え、DIGAやVIERAの「番組持ち出し」機能でSDカードに書き出したテレビ番組も表示できる。

 液晶は静電容量式のタッチパネルで、フリックやドラッグなど、直感的な操作を実現する「モーションコントロール」を採用。液晶ディスプレイはLEDバックライトで、画面いっぱいに地図を表示する「フルスクリーンマップ」も利用できる。この際、画面に手を近づけると「アプローチセンサー」が作動し、「ダイレクトランチャー」メニューが表示される。

 ナビ機能でもスマートフォンと連携。スマートフォン専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」(無料ダウンロード可能)に対応しており、「ぐるなび」、「るるぶDATA」、「Yahoo! JAPAN」の地点情報の検索がアプリから可能。グルメ情報、観光スポット、周辺検索など、様々な施設を検索でき、その地点情報を、Bluetoothを使ってナビへ転送。目的地として登録できる。

 地図データは新東名高速道路などに対応した2012年度版のデータを収録。ITSスポットサービス(DSRC)の広域な道路交通情報を活用したルート探索も行なえる。

 アンプの出力は、定格20W×4ch、最大50W×4chで、適合するスピーカーのインピーダンスは4Ω(4~8Ω使用可能)。サブウーファ出力やビデオ出力も備えている。

 外形寸法は、CN-H510Dが178×182×100mm(幅×奥行き×高さ)、CN-H510WDが205×174×104mm(同)。重量はいずれも、3.1kg。



(2012年 5月 10日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]