【IFA 2012】パイオニア、プリメイン上位機「A-70」など

-ネットワークオーディオ関連のラインナップを強化


パイオニアブース

 「IFA 2012」において、ネットワークメディアプレーヤーなどのオーディオ機器や、DJ機器、カーオーディオなどを展示していたパイオニアのブースをレポートする。

 日本でも発表されているネットワークオーディオプレーヤー「N-50」や「N-30」などに加え、欧州で9月発売予定の新製品として、N-50との組み合わせを想定したプリメインアンプ「A-50」と、その上位モデル「A-70」、SACDプレーヤー「PD-50」を披露。価格はいずれも600ユーロの見込み。

 いずれも単品コンポの新モデルで、A-50とA-70は、高効率のクラスD MOS-FETアンプを搭載。A-70は32bit/192kHzのDAC「SABRE32」を搭載し、パソコンのUSB DACとしても使えることが特徴。SACDプレーヤーのPD-50はアナログ/デジタルの電源供給部を分離した構造とするほか、32bit DSPを搭載している。


上からA-50、N-50、PD-50のブラック(K)A-70(天板を外したところ)A/N/PD-50のシルバーモデル(S)

 また、日本でも発表しているAirPlay/DLNA対応ミニコンポ「X-HM81」や、同モデルの下位で日本未発売という「X-HM71」などを展示。欧州での価格は、HM81が599ユーロ、HM71が429ユーロ。メインユニット部は両機種共通だが、HM81はより高品質のスピーカーを使用しているという。そのほか、AirPlay/DLNA対応スピーカーで日本未発売のサブウーファ搭載モデル「X-SMA4」や、薄型のスタイリッシュなオーディオシステム「X-SMC5」などを出展していた。

X-HM81(左)とX-HM71(右)右がHM81のスピーカー背面、左がHM71のものメインユニットの背面
サブウーファ搭載のX-SMA4X-SMA1X-SMC5とX-SMC3

 カーオーディオでは、運転しながらナビの映像をフロントガラス前方に重ねてみることができるヘッドアップディスプレイ(HUD)の体験コーナーを設置。日本のサイバーナビでは「クルーズスカウターユニット」として製品化されているが、欧州では技術参考展示となっている。また、DJ機器では、日本でも発表されたばかりのスマートフォン/タブレット対応のホームDJシステム「XDJ-AERO」を出展している。

HUDの体験コーナーディスプレイ部走行時の風景に重ねる形で映像が観られる
XDJ-AEROダンス向けオーディオ「STEEZ」のスピーカーや、ヘッドフォンなど


(2012年 9月 5日)

[AV Watch編集部 中林暁]