アップル、最薄部5mm/光学ドライブを省いた新iMac

Mac miniや、Retina採用の13型MacBook Proも


 アップルは24日、iMacとMac miniの新機種を発表。また、新たに13型のRetinaディスプレイを採用したMacBook Proもラインナップに加えた。

iMacの21.5型(左)と27型(右)MacBook Pro Retinaの13型

 価格は、iMacの21.5型が108,800円~、27型が154,800円~、Mac miniは52,800円~。MacBook Pro Retinaは144,800円~。iMacは11月より21.5型を、12月より27型を発売。Mac miniとMacBook Pro Retinaは24日より販売を開始している

 iMacは、Intelの第3世代クアッドコアCPUを採用したほか、従来モデルに比べ最大40%小さい容積まで小型化。なお、光学ドライブを省いたことも従来モデルからの大きな違い。

 Mac miniには第3世代のIntel Core i7(クアッドコア)またはCore i5(デュアルコア)を搭載。デザインは従来モデルのアルミニウム筐体を継承し、光学ドライブは搭載しない。

 いずれも、OS X Mountain Lionを搭載し、AirPlayミラーリング、音声入力、Game Centerなどに対応。iCloudでMac、iPhone、iPad、iPod touch上のコンテンツを同期できる。



■ iMac/Mac mini

27型のiMac

 iMacは、5mm薄のエッジを持つアルミニウムとガラスの筐体を採用。ディスプレイのカバーガラスは液晶にフルラミネーション加工され、高精度プラズマ蒸着プロセスを使って反射防止コーティング。これにより、反射を75%低減させている。さらに、高度な分光放射計による補正も行なっている。

 クアッドコアIntel Core i5を搭載し、Core i7へのアップグレードも可能。NVIDIA GeForceプロセッサにより、グラフィック性能も従来より最大60%高速化。ゲームやグラフィックスを多用するソフトなどにも適しているという。メモリは8GB(最大16GB)で、HDDは1TB。

 SDXCカードスロットや、Thunderbolt端子、無線LAN、Bluetoothなどを搭載。FaceTime HDカメラも内蔵する。外形寸法と重量は、21.5型が52.8×17.5×45cm(幅×奥行き×高さ)、5.68kg。27型が65×20.3×51.6cm(同)、9.54kg。


Mac mini

 Mac miniは、デュアルコアのIntel Core i5/Core i7を採用。グラフィックス性能も強化し、最大65%高速化したという。メモリは4GB(最大16GB)。HDMIやThunderbolt、SDXCスロット、FireWire 800などを備える。外形寸法と重量は、19.7×19.7×3.6cm(幅×奥行き×高さ)、1.22kg。



■ 13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル

左が既存の15型Retinaモデル、右が新製品の13型

 高精細なRetinaディスプレイを搭載した13型のMac Book Pro。既存の13型MacBook Proに比べ、20%の薄型化と440gの軽量化を実現した。

 ディスプレイは2,560×1,600ドット(227ppi)のIPSパネル。従来の13型MacBook Proに比べ4倍の画素数を持つため、「ピクセルが正確に再現されたHDビデオを見たり編集したりでき、高解像度の画像もこれまでにないレベルで詳細まで見ることができる」としている。視野角は178度。反射を従来比で75%低減した一方で、コントラストは29%高めている。

 CPUはIntel Core-i7(デュアルコア)で、メモリは8GB。ストレージはSSD(最大768GB)。HDMIやThunderbolt、FaceTime HDカメラ、デュアルマイク、MagSafe電源ポートなどを備える。バッテリ駆動は最大7時間。外形寸法は31.4×21.9×1.9cm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.62kg。



(2012年 10月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]