ソニー、ウォークマンZのAndroid 4.0/FLAC対応は12月中旬

Fシリーズも更新。nasne放送転送/本体プレイリスト作成


NW-Z1000シリーズ

 ソニーは、2012年内に実施すると告知していたAndroid OS搭載ウォークマン「NW-Z1000シリーズ」の、Android 4.0アップデートを12月中旬より提供する。対応機種は、'11年12月発売の「NW-Z1050」(16GBモデル)、「NW-Z1060」(32GB)、「NW-Z1070」(64GB)の3モデル。

 また、'12年10月発売のAndroid OS搭載ウォークマン「NW-F800シリーズ」のアップデートも12月中旬の提供開始を予定。対応機種は、16GBモデルの「NW-F805」、「NW-F805K」、「NW-F805BT」と、32GBの「NW-F806」、「NW-F806K」、64GB「NW-F807」の6モデル。

NW-F800シリーズ

 Z1000シリーズとF800シリーズに共通のアップデート内容は、「ダイレクト録音機能」、「Bluetooth接続設定」アプリの追加。W.ミュージックを使った、ウォークマン本体でのプレイリスト作成機能や、ビデオプレーヤーの縦画面再生/連続再生に対応する。イコライザーやサラウンド(VPT)など、サウンドエフェクトの機能向上も図られている。

 ソニーのBDレコーダやBlu-ray/HDD搭載液晶テレビ「BRAVIA」、nasneで録画したテレビ番組や、放送中のテレビ番組のウォークマンでの視聴に対応。Z1000シリーズはすでに対応しているが、F800シリーズにも「DLNA」アプリが追加される。対応レコーダは'12年発売の「BDZ-EX3000/ET2000/ET1000」と、'11年発売「BDZ-AX2700T/AT970T/AT950W/AT770T/SKP75」の計8モデル。対応テレビは'12年発売「KDL-46HX65R/40HX65R/32HX65R」の3モデル。

 2013年春に実施予定の、放送ダウンロードによる本体ソフトウェアアップデートにより、「BDZ-EW2000/EW1000/EW500/E500」の4モデルも追加で対応する。

 Z1000シリーズはアップデートにより、Androidのバージョンが従来の2.3から4.0になる。ロスレスオーディオコーデックのFLAC(16bit/44.1kHz)に対応するほか、「mora」、「Music Unlimited」などのアプリを追加。なお、「ちょい聴きmora」はAndroid 4.0非対応のため、アップデート時に削除される。W.ミュージックのブックマーク機能のウィジェット化や横画面での日本語入力に対応。メディア管理ソフトウェア「Media Go」Ver.2.3にも対応する。

 「クリアフェーズヘッドフォン」にも対応。Z1000シリーズ付属のヘッドフォンやMDR-NWNC33、MDR-NWNC200で、同技術を使った高音質化が可能となる。F800シリーズもMDR-NWNC200でのクリアフェーズに対応する。そのほか、「おでかけ転送」で転送したコンテンツのHDMI出力に対応。音楽再生時のバッテリの持続時間は、約20時間から約34時間へ改善される。


(2012年 11月 6日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]