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オーテク、スティック型のUSBヘッドフォンアンプ

ドライバ不要で24bit/96kHz対応。アルミ筐体採用

ヘッドフォンアンプ「AT-HA30USB」

 オーディオテクニカは、USB DACを内蔵した小型のヘッドフォンアンプ「AT-HA30USB」を6月20日に発売する。価格は21,000円。

 USBメモリ程度の小型サイズが特徴のヘッドフォンアンプ。外形寸法は61.5×21×10.6mm(縦×横×厚さ)。キャップを含めた重量は約15.5g。キャップを外すとUSB端子が現れ、ノートPCなどに接続。出力はステレオミニ×1系統で、イヤフォン/ヘッドフォンを接続して高音質な再生ができるという。最大出力は13mW×2ch(32Ω)。

キャップを外したところ
筐体にはアルミニウムを使用
イヤフォン出力は1系統
ノートPCと接続したところ
サイズはUSBメモリ程度

 USB 2.0に対応し、24bit/96kHzまでサポート。別途ドライバ入手&インストールせず、OS標準のドライバで動作するため、差し込むだけで利用可能になる。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS X。

 カップリングコンデンサを使わない回路を採用し、「深みのある低音を再現する」という。USBバスパワーで動作する。

 筐体には剛性の高いアルミニウムを使用。表面にLEDインジケーターを備えており、32/44.1/48kHz伝送時は青に、96kHz伝送時は赤に点灯する。周波数特性は10Hz~40kHz(-3dB/96kHz時)。全高調波歪率は0.03%以下。SN比は97dB以上。

ロゴマークがLEDインジケーターになっており、32/44.1/48kHz伝送時は青に、96kHz伝送時は赤に点灯する

小型だがパワフルな低域

 再生ソフトにfoobar2000を使用、WASAPIモードで試聴した。

 USB DACならではの、雑味の少ないクリアな再生音が得られる。特徴として、手のひらサイズのコンパクトな筐体にも関わらず、厚みのある低域再生を実現しており、ノートPCのイヤフォンジャックからの音と比べると、ベースの沈み込みが深く、音圧もアップ。音楽全体に安定感も生まれる。PCのサウンドを気軽にクオリティアップしたいというニーズにマッチしそうだ。

(山崎健太郎)