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ラトック、バランス駆動アンプ内蔵で9,980円のUSBヘッドフォン

REX-UHPB1

 ラトックシステムは、バランス駆動型アンプを内蔵したUSBヘッドホン「REX-UHPB1」を6月下旬に発売する。ラトックダイレクト、ラトックプレミア、一部の販売店のみでの限定販売となり、価格はオープンプライス。直販価格は9,980円。

 パソコンのUSB端子に接続して、バランス駆動のUSBオーディオを実現するというUSBヘッドフォンで、ラトックシステム創立30周年の記念モデル。USBのオーディオ入力は16bit、32kHz/44.1kHz/48kHzまでの対応となる。対応OSはWindows XP/Vista/7/8とMac OS X 10.6以降で、OS標準ドライバで動作する。

 「国産高級メーカー製」という53mm径のドライバユニットを採用。ヘッドホンアンプは、TI製の「TPA6111」を左右独立して搭載したデュアルモノラル構成。バランス駆動と、左右独立ヘッドホンアンプによりドライバーユニットのクロストーク特性や分離感、表現力を最大化したという。

 パソコンとUSB接続するだけで動作。電源もUSBバスパワーで供給する。本体側にボリューム調整機能はなく、パソコンのアプリケーションやOSのサウンド設定からボリューム調整を行なう。

REX-UHPB1
ヘッドフォン祭で展示された「REX-UHPB1」
側面のボリュームボタンなどは機能しない(写真はヘッドフォン祭の展示機)

 なお、販売終了したワイヤレスヘッドフォンのリチウムイオン電池パックをUSB DAC搭載バランスヘッドフォンアンプに変更して、30周年記念製品として製品化。そうした経緯があるため、本体に備えている電源、ボリュームボタン、Link/BattのLEDは動作しない。

 出力音圧レベルは98dB/mW、再生周波数帯域は20Hz~20kHz。USBケーブル長は1.5m。重量は約360g。イヤーパッドにはソフトレザーを採用し、交換も可能となっている。

(臼田勤哉)