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ソニー、BD/DLNAパーソナル2.1chシアター「BDV-EF1」

約4万円。ペットボトルサイズスピーカーで卓上設置

BDV-EF1

 ソニーは、BDプレーヤーなどを一体化したパーソナル向けの2.1chシアターシステム「BDV-EF1」を8月31日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

 BD/DVDプレーヤーや、音楽CDプレーヤー、Bluetooth、FMラジオ、USBメモリ、ネット音楽/動画、DLNAなどに対応した2.1chシアターシステム。PCや小型テレビと組み合わせ、パーソナルルームのデスクトップや寝室のシアター強化を狙った製品で、メインユニットとフロントスピーカー、サブウーファから構成される。

BDV-EF1
利用イメージ
ペットボトルサイズのスピーカーと、ブックスタンドサイズのサブウーファ

 フロントスピーカーには65mmのフルレンジユニットを、サブウーファには130mmのコーン型ユニットを内蔵し、総合出力は150W(40W×2+70W)。設置性を高めるため、フロントスピーカーは、「ペットボトルサイズ」の95×80×189mm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.49kg。サブウーファも「ブックスタンドサイズ」で177×245×280mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。サブウーファ用のオーディオケーブルも通常は3mだが、設置性を高めるために5mのものを添付している。

 メインユニットには、BD/DVD/CDプレーヤーと、出力40W×2ch+70WサブウーファのS-Masterデジタルアンプを内蔵。BDプレーヤー内蔵の一体型シアターシステムとして利用可能で、フロントラサラウンドの「S-FORCE PRO フロントサラウンド」による迫力ある音場再生が可能。

 Bluetooth、FM、Ethernet、IEEE 802.11b/g/nの無線LANも搭載し、DLNAクライアントとしても利用できるほか、音楽配信「Music Unlimited」や「Video Unlimited」、YouTubeなどのネットワークサービスに対応する。メインユニットの外形寸法は430×296×50.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.6kg。

メインユニットにBD/DVD/CDプレーヤー
USB入力も装備
メインユニットの背面

 メインユニットにHDMI出力×1と、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1、USB入力×1を装備。BluetoothはAACコーデックをサポートする。NFCによるBluetoothのペアリングにも対応する。

 注意点は、BDV-EF1はアンプ内蔵のシアターシステムながら、HDMI入力を備えていないこと。Blu-rayレコーダやゲーム機などのHDMI出力と直接接続することができない。そこで、ソニーが提案しているのは、テレビのHDMI端子のオーディオリターンチャンネル(ARC)機能を使うこと。テレビがARC対応のHDMIを備えている場合、テレビ側に接続したPlayStation 3やレコーダなどのオーディオ信号をテレビを経由して、BDV-EF1に入力できるようになる。

 DLNAプレーヤー機能を備えているほか、DTCP-IPにも対応。ソニーのBDレコーダやnasneで録画したデジタル番組をBDV-EF1経由でテレビなどに出力できる。音楽配信「Music Unlimited」や「Video Unlimited」、「Hulu」、「DMM.TV」、「U-NEXT」、「JOYSOUND」などのサービスに対応する。

リモコン

 MPEG-1/2やMPEG-4 AVC、VC-1、Xvid、AVCHDなどの動画や、MP3、WMA、AAC、WAV、FLACなどの再生に対応。ただし、FLACはUSBのみでDLNA経由での再生はできない。

 無線LANの内蔵により、タブレットによるデバイスコントローラである「TV SideView」に対応。対応OSはAndroid 2.2以降とiOS 5.0以降。10分刻みで設定できるスリープタイマー機能も装備。消費電力は60W(待機時0.3W以下)。

(臼田勤哉)