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アイ・オー、接続機器が変わっても録画番組を引き継げる「SeeQVault」対応HDDを発売へ

AVHD-AUSQシリーズ

 アイ・オー・データ機器は22日、接続機器が変わっても録画番組を引き継げる新著作権保護技術「SeeQVault」対応USB HDD「AVHD-AUSQシリーズ」を近日発表する。対応機器は22日に発表されたパナソニックのDIGAシリーズで、容量2TBの「AVHD-AUSQ2.0」と3TBの「AVHD-AUSQ3.0」をラインナップする。価格や発売日、製品の詳細については後日発表予定。

 SeeQVault(SQV)は、東芝やパナソニック、サムスン電子、ソニーらが共同開発した次世代著作権保護技術。HDDや、SDメモリーカードなど様々なストレージデバイスで利用でき、デジタル放送の番組をHDのままメモリーカードに保存して持ち出せることなどが特徴。

 「AVHD-AUSQ2.0/3.0」は、10月20日発売の、パナソニックのSQV対応BDレコーダ「DIGAシリーズ」(DMR-BRZ2000/BRZ1000/BRW1000/BRW500/BRS500)での利用を想定。これまでのテレビやレコーダの録画用USB HDDは、機器と紐付いて暗号化されるため、録画したデジタル放送番組はそのテレビ/レコーダでしか再生できなかった。そのため、レコーダやテレビが故障すると録画番組が見られなくなるという問題が発生した。

 SQVでは、対応機器と対応HDDの組み合わせであれば、録画番組は引き続き再生可能。また、家庭内の別のSQV対応DIGAで録画した番組をUSB HDDにダビングし、他の部屋のDIGAに接続して視聴する、といった使い方も可能となる。通常のUSB HDDとしての利用は保証サポート外となる。

【9月26日訂正】記事初出時「通常のUSB HDDとしても利用できる」としていましたが、実際は保証サポート外となるため、訂正しました

(臼田勤哉)