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ラックスマン、LECUAと最新ODNF 4.0搭載の純A級プリメイン「L-550AXII」
（2016/3/18 11:33）
ラックスマンは、純A級プリメインアンプ「L-550AXII」を4月下旬に発売する。価格は36万円。カラーはブラスターホワイト。
2011年に発売されたプリメイン「L-550AX」の後継モデル。針式メーターを中心に配したシンメトリカルなフロントフェイスや、純A級増幅方式による密度感のある音色を継承しつつ、上位機種の開発時に培った技術をフィードバックしたという。
プリ部には、「C-900u」と同等のディスクリート構成によるバッファ回路を搭載。信号の純度を保ちながらパワーアンプ段への駆動力を向上させたという。88ステップのスムーズな音量調節も実現。入力段にバッファ回路を追加したアンプ回路一体型・電子制御アッテネーター新LECUA1000を使っている。
フロントには、電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールと、LECUAによる音量シフト機能を使用したLRバランス調節機能を装備。人の聴感特性に合わせた音量連動式のラウドネス機能も備えている。
増幅帰還回路は、高域の歪特性を大幅に改善したという独自のODNF、最新バージョン4.0対応の3段ダーリントン・パラレルプッシュプル構成。純A級で、定格出力は20W×2ch(8Ω)、40W×2ch(4Ω)。
プリ/パワーを分離して利用するセパレートスイッチも備えており、パワーアンプを追加したバイアンプ構成や、ホームシアターシステムとの連携も可能。
入力された音声信号をスピーカー出力まで最適最短のルートで構成する、新設計ビーライン・コンストラクションを採用。内部配線には、各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送が可能という独自のOFCワイヤーを使っている。接点をパラレル接続した大型スピーカーリレーとスピーカー端子のダイレクト配線などにより、ダンピングファクターを160から200へ向上させた。
MM/MC対応のフォノアンプも内蔵。電源部には、新たに、振動対策を施した、高レギュレーションの電源トランスと、大容量ブロックコンデンサ(10,000μF×4本)を採用。
前面のメーターパネルは新デザインで、LED照明付き針式アナログメーターを採用。各種コントロールノブは、操作時の感触にこだわったアルミ材切削加工による富士山型。筐体はシャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇をシャットアウトする、独立コンストラクションのループレスシャーシ構造。
スピーカーターミナルはYラグやバナナ端子に対応したインライン(LR同一特性)レイアウトで、A/B 2系統備えている。
入力端子はRCA×4、Phono(MM/MC)×1、バランスXLR×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1。ヘッドフォン出力も備えている。電源ケーブルは着脱可能で、ラックスマン標準電源ケーブル「JPA-10000」が付属。対応CDプレーヤーの操作も可能なアルミ製リモコンも同梱する。
消費電力は230W。外形寸法は440×454×178mm(幅×奥行き×高さ)。重量は24.3kg。
