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キャメロンが「銃夢」を映画化、「アリータ:バトル・エンジェル」22日公開

伝説のSF漫画「銃夢」を、ジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化した「アリータ:バトル・エンジェル」が2月22日より劇場公開。これに先駆けてロンドン・ワールド・プレミアが現地時間1月31日に開催され、ジェームズ・キャメロンや原作の木城ゆきと、キャスト陣らが登場。現地からのレポートが届いた。

作品名:アリータ:バトル・エンジェル
公開日:2019年2月22日

世界17の国と地域で翻訳されたSF漫画「銃夢」。長年に渡り映画化を切望してきたジェームズ・キャメロンにより「アリータ:バトル・エンジェル」として映画化された。公開を目前にロンドンのオデオン・ルックス(ODEON LUXE)・レスタースクエア前に、華やかなライトアップにブルーカーペットが敷かれ、「アリータ:バトル・エンジェル」一色に装飾された。

気温1度の凍り付くような寒さの中、約1,000人のファン、世界各国から集まった報道陣の前に、脚本・プロデューサーを務めたジェームズ・キャメロン、「銃夢」原作者の木城ゆきと氏が登場すると会場は大歓声に包まれた。

左からロバート・ロドリゲス監督、原作者木城ゆきと、製作・脚本のジェームズ・キャメロン

そして、黒とブルーのセクシーなドレスを身にまとった主人公のサイボーグの少女アリータを演じたローサ・サラザール、アリータの父親代わりのサイバー医師のイドを演じたオスカー俳優クリストフ・ヴァルツ、アリータに好意を持ち、彼女の失った記憶を取り戻す手助けをするヒューゴを演じたキーアン・ジョンソン、イドの元妻でアクション満載のバトルロイヤルゲーム“モーターボール”選手の調整技師チレンを演じたオスカー女優ジェニファー・コネリー、キャメロンからメガホンを引き継いだロバート・ロドリゲス監督、キャメロンと共に「タイタニック」、「アバター」など数多くの大作をプロデュースしたジョン・ランドーと豪華キャスト&スタッフが集結。

ローサ・サラザールとジェニファー・コネリー

主題歌を歌う、2019年グラミー賞で最優秀新人賞と最優秀ダンス・レコーディング賞にダブル・ノミネートされた世界的トップ・シンガーのデュア・リパが登場すると、さらに会場を沸かせた。

構想20数年を費やし、遂にこの日を迎えたキャメロンは「レッドカーペットに木城先生と一緒に立つことが出来て光栄です。木城先生が『気に入った』と言ってくれたので、安心しました。彼が満足であれば、私も満足です」と木城氏に敬意を示した。

木城氏も「ジェームズ・キャメロンさん、ジョン・ランドーさん、ロバート・ロドリゲスさんが、非常にリスペクトしてくれていたので、信頼して映画を任せることができました」と、大切な作品を3人に託した思いを語った。

その言葉を裏付けるように「映画を観て、漫画の核心の部分が、見事に継承されていたと思いました。見かけだけではなく、キャラクターの心の動きや存在理由といったものも含めて、ちゃんと映画で反映されていて、非常に嬉しかったです」と自身が作品に込めた想いが、しっかりと映画に反映されていると太鼓判を押した。

レッドカーペット後には、790席が満席となった劇場で上映が行なわれ、エンディングでは拍手が巻き起こった。構想20数年、キャメロン自ら執筆して創り上げた“超進化”スペクタクル・アドベンチャー「アリータ:バトル・エンジェル」。2月14日には、サラザールとヴァルツ、ロドリゲス監督が来日し、作品の世界観をイメージした大規模なプレミアに登壇予定となっている。

ローサ・サラザール

登壇者コメント

製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
レッドカーペットに木城先生と一緒に立つことが出来て光栄です。
今日は、私の長い旅の終わりでもあり、また始まりでもあります。木城先生は私が映画権を獲得してからも、たくさんの「銃夢」の新作を描かれているので、私の孫が観る映画を作ることになるかもしれません。
これから私達は、木城先生が漫画人生をかけて作り上げた世界を3D で命を吹き込まれた映像で見ることができます。木城先生が「気に入った」と言ってくれたので、安心しました。彼が満足であれば、私も満足です。
最初に漫画を読んだ時にアリータをとても好きになりました。私は、娘を持つ父親ですが、娘たちが感情移入できる傷つきやすくても、強くて、知的で、温かな心を持ったキャラクターを描くことが、私のゴールでした。
原作:木城ゆきと
人が多くてビックリしました。普段、直接ファンと触れ合う機会がほとんど無いので、すごく嬉しいです。
映画を観て、漫画の核心の部分が、見事に継承されていたと思いました。見かけだけではなく、キャラクターの心の動きや存在理由といったものも含めて、ちゃんと映画で反映されていて、非常に嬉しかったです。ジェームズ・キャメロンさん、ジョン・ランドーさん、ロバート・ロドリゲスも非常にリスペクトしてくれていたので、信頼して映画を任せることができました。
(日本のファンへのメッセージ)素晴らしい映画になっているので、是非良い映画館で観てください。宜しくお願いします。
アリータ役:ローサ・サラザール
木城ゆきと先生が作品を気に入ってくれたと聞いて、私も嬉しいです。
アリータはキャメロンにとって娘のような存在だから、彼の私を見る目が父親みたいなの。それが私にとって、とても誇らしいわ。さっき彼が私の手を取って「よくやったな」って言ってくれたの。このことは一生忘れないわ。
監督:ロバート・ロドリゲス
木城先生が映画を観て気に入ってくれたので、私もとても嬉しいです。
日本に行くのはとても楽しみで待ちきれません。日本でも木城先生に会いたいし、僕は今、アリータの絵を描く練習をしているんです。
「アリータ:バトル・エンジェル」日本オリジナル予告
日本語吹き替え版(アリータ:上白石萌音)