使いやすい! わかりやすい!! 音がイイ!!!

「ビエラ CX800」シリーズはサウンドもかなりイイ!!

ヒッジョーに欲しい要素満載の4K対応ビエラこと「ビエラ CX800」シリーズ。従来の最上位機種「ビエラ AX900」シリーズの高画質をしっかり継承し、さまざまなブラッシュアップと機能追加がなされているモデルです。ワタクシ的には「AX900に肉迫する画質がありつつAX900より良くなっている点が多い!!」的な印象で、「買うなら絶対CX800……」と心に決めているダントツの機種です。

さて、「ビエラ CX800」シリーズは画質も非常に良いんですけど、サウンドもかな~り秀逸です。うす型テレビって音がイイという機種って少ないじゃないですか。「ビエラ CX800」シリーズでは、音質を徹底的に追求。結果、すんごくイイ音がでる4Kテレビが誕生しました♪

具体的には、「ダイナミックサウンドシステム・プロ」が搭載されています。スピーカーとしてウーファー(低音域用)とスコーカー(中音域用)を搭載し、これを専用アンプで駆動。スピーカーにはネオジム磁石を内蔵し、力強く聴きやすい音質を実現しています。さらに4つのパッシブラジエーターが音の歪みやノイズを低減しつつ、低音域を増幅し、キレのある重低音を生んでいます。また、独自のオーディオ信号処理により、周波数特性と位相を最適化し、クリアで自然な音質を実現しているそうです。

たとえば音楽コンテンツを再生してみますと、映像は前述のとおり非常にキレイで、それに加えて音がとてもイイんです。とくに低音の響き。ウッドベースなどの低く太い音が心地良く流れます。こういう低音ってうす型テレビだとなかなか出てくれないんですよね♪ 中~高音もバランス良く響きますので、音楽系コンテンツが楽しくなるのはもちろん、全てのコンテンツのサウンドクオリティが格段に高まります。

それから、映像に合わせて最適な音質が得られる各種「音声モード」も用意されています。選べるのは、音のバランスが良い「スタンダード」、音楽コンテンツ向けの「ミュージック」、ニュースなど人の声が聞き取りやすい「快聴」、自分で音質を調節できる「ユーザー」から選べます。

たとえば「快聴」にすると、ニュースやドキュメントやバラエティなどでアナウンサーやナレーターの声がとても聞きやすくなります。これまでは「声が聞き取りにくいからボリュームを上げていた」(そして「うるさい~」とか言われがちだった)というケースが多いと思いますが、「ダイナミックサウンドシステム・プロ」搭載の「ビエラ CX800」シリーズならそういう問題もなさそうです。

それと、デジタル放送やブルーレイなどの5.1chサラウンドを立体的な音で楽しめる「バーチャル3DサラウンドⅢ」も搭載しています。もちろんテレビ内蔵のスピーカーだけで立体音響に。実際に体験してみると、前述の音質の良さもあり、とてもイイ感じで音の立体感を楽しめます。

なお、合計最大出力は40W。十二分な大音量も得られます。

いや~この音質の良さはヒッジョーに有り難いですな。もう外付けのスピーカーは不要かも~スッキリ~、的な。

うす型テレビとは思えない迫力のある音質

インテリア性も好印象

その映像美もさることながら、デザインも非常にキレイな「ビエラ CX800」シリーズです。「ビエラ CX800」シリーズはデザイン違いで2種類あり、正確に書くと「ビエラ CX800」シリーズおよび「ビエラ CX800N」シリーズとなります。

特徴的には、どちらも余計な装飾を一切していないシンプルなデザインになっています。また、額縁は僅か1.5cm。デザインのシンプルさと併せて、まるで映像が空間に浮かんでいるようなイメージになります。

素材感もイイ感じ。これもまた「余計な装飾を一切していない」というシンプルさが共通しています。「高級感」といったものはあまり感じないのですが、かと言って安っぽいわけではなく、何というか「静かな上質さ」というものが漂っています。

それから「ビエラ CX800」シリーズと「ビエラ CX800N」シリーズの違いですが、スタンド部分のデザインと本体の傾きが異なります。「ビエラ CX800」シリーズは一般的なスタンドです。

「ビエラ CX800N」シリーズは額縁からそのままスタンドへと線がつながっているイメージで、スタンドの存在感が薄いせいか、テレビが宙に浮いているような雰囲気になります。また、約3度画面が傾いているので、ローボードなどやや低い位置に設置した場合に自然な目線で画面を見ることができます。

わかりやすくなったUI

ユーザーインターフェースの面でもシンプルになった「ビエラ CX800」シリーズです。たとえば、リモコンのホームボタンを押すと現れるスタート画面。従来機種では情報量豊富な「マイホーム」という表示でしたが、2015年モデルからは「かんたんホーム」という表示になりました。

この「かんたんホーム」には、「テレビ」「アプリ一覧」「接続機器一覧」のアイコンが並んでいます。見たとおりのシンプルさで、迷いようがないわかりやすさですな。

さらにアイコンを追加することもできます。例えば多用するアプリを追加すれば、アプリを素早く使えるようになります。よく見るチャンネル、よく使う接続機器、よく見るホームページなどもアイコンとして登録可能。「かんたんホーム」に自分がよく使う機能のショートカットを並べて、スマートテレビをカスタマイズできるというわけです。

それから、新たに「インフォメーションバー」という機能も加わりました。これはリモコンのホームボタンを長押しすると使える機能で、画面の上下左右に情報表示窓が現れます。それぞれ「裏番組表(地上デジタル放送)」「お天気」「おすすめ」「お知らせ」で、まず概要が表示されます。さらにリモコン操作を続けるとそれらの詳細が表示されます。必要な情報が手早く得られて便利♪

ちなみに、付属のタッチパッドリモコンを使えば、スワイプ操作も行えますので、「かんたんホーム」や「インフォメーションバー」をよりスムーズに扱えるようになります。スマートフォン操作に慣れている人にとって、このタッチパッドリモコンはかなり快適に使えますので、ぜひ一度触れてみてください。

スマホ感覚で、より使いやすくなった「かんたんホーム」

見やすく使いやすくなった検索機能

2015年モデルからは、コンテンツの検索~一覧表示がよりシンプルになり、使いやすくなりました。2014年モデルでは、放送番組、録画番組、YouTubeなど各コンテンツが横並びで表示されていましたが、2015年モデルでは種類別に表示されるようになりました。

これ、小さな変更なんですが、かな~り快適です。検索時は、たとえば「あの番組は録画しておいたハズ」的にある程度「コンテンツの種類」がわかっていたりします。つまり、「コンテンツの種類は録画」である、と。録画番組だけザッとチェックしたいときに、放送番組やネット動画まで一覧に入ってこなくなったので、より効率良くコンテンツを探せるというわけです。

なお、2014年モデルと同様に、コンテンツを全部横並びで一覧表示させることもできます。「何だっけあの動物の動画!?」的に、コンテンツの種類がわかっていないときでもスムーズに使えるというわけですな。

それから、従来からあった「ダイレクト音声検索」は2015年モデルでも健在。たとえば「猫で検索」と話しかければ、「猫」関連のコンテンツが検索されて一覧表示されたりします。「○○で検索」の「○○」は、人物名やモノの名前などいろいろなキーワードが使えます。

ちなみに、話しかける先は、テレビもしくは音声タッチパッドリモコン。手がふさがっている場合はテレビに話しかければOK。雑音が多い場合は音声タッチパッドリモコンに話しかければ、より的確な音声検索ができるでしょう。

音声タッチパッドリモコンも進化

場所と時間を選ばず楽しめる自由度が愉快♪

この「ビエラ CX800」シリーズは、テレビとしては3チューナー搭載で、2つの裏番組を同時に録画できます。番組を観ながら、その裏番組を2つ同時録画可能というコトですな。録画は別売のUSBハードディスクに対して行い、動作確認済みUSBハードディスクリストはこちらにあります。

また、「SeeQVault (シーキューボルト)」にも対応しています。SeeQVaultは、テレビなど機器とUSBハードディスクなど記録メディアを紐付け(バインド)をすることなく、対応機器間でコンテンツのやりとりを可能にした規格です。従来は、テレビにUSBハードディスクなどを接続して録画すると、そのテレビでしか再生できませんでしたが、SeeQVault対応機器を使えばこの制限から解放されます。

というわけで、「ビエラ CX800」シリーズにSeeQVault対応USBハードディスクをつないで録画したあと、そのハードディスクをほかのビエラなどSeeQVault対応テレビにつなげば、録画を視聴することができます。リビングのビエラにつないで録画したSeeQVault対応USBハードディスクを、寝室のビエラにつないで観たりできるわけですな。もちろん、どのSeeQVault対応テレビにSeeQVault対応USBハードディスクをつないでも、録画/再生を行えます。

それから「外からどこでもスマホで視聴」機能も使えます。ナニゲにスゴい機能で、スマートフォンやタブレットから「ビエラ CX800」シリーズにアクセスできます。そして放送中の番組や録りためたコンテンツを、スマートフォンやタブレットにストリーミング配信し、どこでも視聴できるというわけです。

この「外からどこでもスマホで視聴」機能を使うには、スマートフォンやタブレットに「Panasonic Media Access」アプリをインストールする必要があります。そして初期設定を済ませれば使えるようになります。アプリはもちろん無料。別途使用料がかかることもありません。無料でスマートフォンやタブレットがモバイルテレビになりつつ、屋外から(もちろん室内からでも)自由に「ビエラ CX800」シリーズを使える感覚。実際使ってみると「うわっ、マジで!?」的な驚きがありますヨ♪

てな感じの「ビエラ CX800」シリーズ。怒濤の画質とハイエンドな性能を備えつつ、近い将来の4Kコンテンツをしっかり楽しめる先端的テレビです。また前述のとおり、うす型テレビの弱点だった音質も克服。パッと見ですぐ理解して使えるユーザビリティも秀逸です。そしてリーズナブルなプライス。非常に完成度の高い4Kテレビですので、ぜひ店頭にて実機に触れてみてください。

怒濤の画質とハイエンドな性能が手ごろに!
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