ビクター、SXGA解像度のD-ILAプロジェクタ


DLA-M2000L
4月20日発売

標準価格:1,980,000円

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 日本ビクター株式会社は、D-ILA素子を使用したフロントプロジェクタ「DLA-M2000L」を4月20日に発売する。価格は1,980,000円(レンズは別売)。

 0.9型の大きさでSXGA(1,365×1,024ドット、アスペクト比4:3)の「反射型液晶D-ILA素子」を搭載。D-ILAは同社の独自技術で、「微妙な階調表現とグリッドが目立たないなめらかな画像」(同社)を実現するという。さらに、リサイジング表示によりUXGA(1,600×1,200ドット)の表示も可能で、同社では「1000TV本の水平解像度と優れた動画再生能力により、ハイビジョン映像の投写に適している」としている。

 輝度は2,000ANSIルーメン。コントラスト比は350:1で、自然光に近い発光スペクトラムのキセノンランプ(550W)を採用している。また、10bitのデジタルガンマ補正により、すぐれた階調表現力を確保したとしている。

 オプションとして、標準ズーム「GL-M2920Z」、長焦点ズーム「GL-M2930S」、短焦点固定「GL-M2915S」、リア用単焦点固定「GL-M2910」の4種類のレンズが用意されている。100インチ投映時の最短距離は、標準ズームの「GL-M2920Z」で3.9~5.9m、短焦点固定の「GL-M2915S」が2.8mとなっている。また、本体には台形歪み補正機能が搭載され、上下20°まで調整が可能。

 映像ソースにあわせて画素密度を最適化する「ADPC(適応型デジタル画素密度変換)回路」を搭載。水平同期周波数は15~105kHzで、垂直同期周波数は50~100Hz。入力はSビデオ、コンポジット、コンポーネント、アナログRGBに対応している。

【主な仕様】

  • 発光方式:0.9型 D-ILA 3板式
  • アスペクト比:4:3
  • 輝度:2,000ANSIルーメン
  • 解像度:1,280×1,024ドット(フル解像度)、1,600×1,200ドット(リサイジング表示)、1,000TV本(4:3、水平ビデオ入力)
  • 水平同期周波数:15~105kHz
  • 垂直同期周波数:50~100Hz
  • 光源:550W キセノンランプ
  • コントラスト比:350:1
  • 入力端子:PC(ミニD-Sub15pin)×1、RGBHV(BNC)×1、Sビデオ(ミニDIN4pin)×1、コンポジット(BNC)×1、Y,PB/-Y,PR/R-Y(BNC、RGBHVと兼用)×1
  • 出力端子:RGB(ミニD-Sub15pin)×1
  • 消費電力:約850W
  • 外形寸法:505×393×265(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:15.6kg(レンズ除く)

DLA-M5000SC
 なお、同じくD-ILA素子を使用し、コントラスト比1,000:1を実現した業務用のプロジェクタ「DLA-M5000SC」、コントラスト比350:1の「DLA-5000L」も4月20日に発売される。価格は「DLA-M5000SC」が1,200万円、「同M5000L」が990万円。

 どちらも1,365×1,024ドットの素子を使用し、最大600インチの投映が可能。輝度は5,000ANSIルーメンとなっている。


□日本ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□ニュースリリース(DLA-M2000L)
http://www.jvc-victor.co.jp/products/pro/DLA-M2000L.html
□ニュースリリース(DLA-M5000SC/L)
http://www.jvc-victor.co.jp/products/pro/DLA-M5000SC.html
□関連記事
【1月26日】ビクターが「新世紀・Newプロジェクター展」を開催
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010126/victor.htm

(2001年4月16日)

[orimoto@impress.co.jp]

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