TDK、DVD-RW Ver.1.1規格に準拠したDVD-RWメディア

　TDK株式会社は、DVD-RWメディア「DVD-RW47S」を5月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2,200円程度の見込み。

　「DVD-RW47S」は、DVD-RW Ver.1.1規格に準拠したデータ記録用の製品で、記録容量は4.7GB（片面）。DVD-RW Ver.1.1は、これまでの「ビデオレコーディングフォーマット」規格に加え、通常のDVDプレーヤーで再生が可能な規格「ビデオフォーマット」での記録が可能になる。

　「DVD-RW47S」は、マスタリングにピットとグループの深さを変えて形成する「2レベルカッティング」方式を採用するなどして低エラーレート化を図った。また、DVD-RW専用の相変化記録材料の開発と、nmレベルの精密スタッパリングにより1,000回以上の繰り返しオーバーライト時でもジッタ値を低く抑えるという。

　また、耐久性/経年安定性に優れた相変化記録膜を開発。記録面のコートは傷に強く帯電防止効果のあるハードコート処理を施しているという。

【主な仕様】

• 対応規格：DVD-RW　Ver.1.1
• 記憶容量：4.7GB
• トラックピッチ：0.74μm
• 標準線速：3.49 m/s
• プッシュプル信号：0.22～0.44
• 基板屈折率：1.58
• 複屈折率：-60～+60nm
• 記録パワー：12.5typical nm
• I14信号精度：0.60以下
• ジッター(ボトムレベル) ：8.0%以下
• PIエラーレート：8ECC/個、280以下
• 書き換え耐久性：1,000回以上
• 使用環境：温度-5～+55℃、湿度3～95%RH（記録時）
  　　　　　温度-25～+70℃、湿度3～95%RH（再生時）

(2001年4月25日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]