デモンストレーションされたのはプロ向けのDVDオーサリングシステム「Sonic Scenarist Workstation(ソニック・シナリスト・ワークステーション)」とノンリニア編集機向けのDVDオーサリングソフト「Sonic Fusion(ソニック・フュージョン)」のWindows版。
採用パソコンはWindowsマシンのみで、価格は5,325,000円から。Sonicのエンコーダ「SD-1000」が付属し、コピースクランブル、パレンタルロック、dtsオーディオ、16:9サポートなど、DVDソフト制作のためのほぼすべての機能が使用できる。 Sonic Solutionsは2月にダイキン工業のDVDオーサリングビジネス部門を買収しており、Scenaristは4月からSonicブランドで発売されている。Scenaristの国内シェアは、現在40%程度と見られる。 現在出荷されているVer 2.5は、エンコーダがSD-1000ということ以外はダイキン工業製とほとんど同じ。7月には他のSonicブランド製品と同じユーザーインターフェイスに統一し、Sonicのエンコーダと互換性を持たせたVer.3.0がリリースされる。エンコーダも秋口には上位機種のSD-2000になるという。
上記2つのソフト以外のソフトについても、今後のリリース予定などがアナウンスされた。 Macintosh使用のシステム「DVD Creator(クリエーター)」(5,175,000円から)は、6月末にVer.2.1.6搭載版が出荷。現行のVer.2.1.5からの変更点は、Power Mac G4内蔵のDVD-Rドライブへの対応したこと。 なお、6月末までに三信電気でMacintosh版のDVD Creatorを購入すると、旅行券10万円と新iBookがプレゼントされる「NAB2001キャンペーン」が行なわれている。対象となるのはHighClass(パッケージ制作モデル)とStandard(標準制作モデル)。さらに、期間中は通常879万円のHighClassが690万円に、690万円のStandardが550万円に値下げされる。 ソニーの新VAIO RXシリーズにもバンドルされている「DVDit!」シリーズは、OEM需要を主体に、3月末で累計27万本を出荷したと発表された。6月末には50万本になるとしている。 また、今秋にはDVDへの書き込みだけを行なう初心者向けの「MyDVD」が発売される。価格は未定。
同社はDVD-R/RWドライブの発売の影響で、今年後半から家庭でのDVD書き込みの需要が増大すると予想しており、DVDit! PE、同SE、同LEの3本に加えMyDVDを追加し、民生用分野にも注力していくという。Sonic Solutionの照井公基東京支社長は「プロから家庭用までをそろえ、DVDオーサリングソフトのデパートを目指す」と語っている。
□Sonic Solutionsのホームページ(東京支社) (2001年5月17日)
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