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TLP-MT7Jのパネルには、1,280×720ドットの16:9ワイド1.2型液晶パネルを採用。液晶パネルのメーカーは非公開だが、自社製ではないとしている。透過率およびコントラストを改善したもので、パネルの駆動回路には「ハイブライトアンドナチュラルカラー駆動回路」を採用。「色再現性を向上すると同時に高輝度設計とした」という。 競合機と想定されるソニーの「VPL-VW11HT」が搭載する1.35型1,366×768ドットに比べると、サイズ/解像度とも一回り小さい。しかし、本体の外形寸法が345×281×104mm(幅×奥行き×高さ)、質量5.3kgと小型軽量となっている(VPL-VW11HTは395×427×168mm、約8kg)。 コンポーネント入力は、BSデジタル放送の720pフォーマットもリアル表示が可能で、D1~D4まで対応。ただし、1080i(D3)は圧縮表示となる。パソコン入力時にリアル表示できるのはSVGA(800×600ドット)までで、XGA(1,024×768ドット)~UXGA(1,600×1,200)は圧縮表示となる。また、「デジタルプログレッシブ回路」や、「3次元Y/C分離回路」も搭載しており、「高画質ソースのクオリティに忠実な映像を大画面で再現することを可能にした」としている。 映像モードとして、「標準モード」、「映画モード」、「スポーツモード」の3モードを用意。さらに、映画モード選択時には、暗い映像部分の階調を向上させコントラスト感を強調する「新デジタルガンマ補正回路」が利用できる。また、シネマスコープサイズなど16:9よりワイドなソースでも、16:9のフルサイズにする「ズームアップモード」も装備。字幕スーパーを表示するモードと、字幕スーパーを表示しないモードが選択可能となっている。 レンズは1.3倍ズーム(f=47~61mm)を搭載し、マニュアルフォーカス、マニュアルズーム。また、1~3倍のデジタルズーム(アナログRGB入力時は1~10倍)も使用できる。16:9の100インチの投影距離は4m。 本体内部には、熱を効率的にセット外へ放射させる冷却構造や、効率的な冷却が可能な専用シロッコファンを採用しており、使用時の動作音を32dBに静音化している。また、傾きセンサーを内蔵して本体の傾きを検出。これにより、自動的に台形歪みが補正される「自動台形歪み補正機能」も搭載する。
【主な仕様】
http://www.toshiba.co.jp/ □ニュースリリース http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_05/pr_j2402.htm □関連記事 【5月1日】ソニー、ホームシアター用LCDプロジェクタ「VW11HT」 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010501/sony.htm (2001年5月24日)
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