ソニー、HDD内蔵AV家電「ビットプレイ」の説明会を開催


「ビットプレイ」のデモ
9月18日開催


 ソニーマーケティング株式会社は18日、9月17日に発表したPCベースのメディア統合AV機器「ビットプレイ」(型番:DMT-PR1)の記者説明会を都内で行なった。

 「ビットプレイ」は、Windows 2000 ProfessionalをインストールしたPCをベースにしており、CPUにCeleron 800MHzを採用し、メモリ128MBを搭載している。その他には、40GBのHDD、DVD/CD-ROMドライブ、MDデッキ、MGメモリースティックスロット、地上波TVチューナ、FMチューナ、モデム、100Base-TX/10Base-T、デジタルアンプなどで構成されている。

左上からMD、メモリースティックスロット、DVD/CD-ROMドライブ。本体中央は吸気口 本体上面にはリモコンと同デザインのボタンを採用。電源スイッチの上部にPC動作への切替えボタンがある 液晶ディスプレイは角度調整が可能

ホームオーディオカンパニープレジデント山本善則氏
 発表会では同社のVAIO MXシリーズとの競合を懸念する声が多く出たが、「ビットプレイはこれまでの製品とは異なっており、競合はない」(山本善則ホームオーディオカンパニープレジデント)と回答。また、今後「ビットプレイ」をシリーズで展開していくとしている。

 赤外線リモコンでの操作が可能で、リモコンは、十字方向キーや決定キー、テレビのチャンネル、再生・停止などの基本的なキー以外のボタン数は少ない。その代わりに、画面上では選択されたアイコンの色を変えて表示するなど、使い勝手の向上を図っている。


カーソルキーとファンクションキーを備える リモコン側面 カーソルキーとファンクションキー。本体、ディスプレイ表示にも同じデザインを採用する

 音声面では、5.1chソースを2chでサラウンド再生するDSPを搭載するが、光/同軸出力端子は装備しないため、AVアンプなどを接続して5.1chでの再生はできない。

 ネットワークの設定や起動時などを除くと、ユーザー自身がOSを意識する機会はないという。普段はスタンバイ状態で使い、家電感覚での使用ができるとしている。また、同社のメールソフト「PostPet」の採用も検討されている。

選択されたメニューの表示色が変化する ワイヤードキーボード。右上にトラックボールが付く

□ソニーマーケティングのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0917/
□関連記事
【9月17日】ソニー、Windows 2000ベースのHDD内蔵AV家電
-MDLPデッキ、TVチューナ、DVD内蔵、MPEG-2録画も可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010917/sony.htm

(2001年9月18日)

[minam-ku@impress.co.jp]

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