ビクター、40GB HDD搭載HDD/S-VHSハイブリッドレコーダ

11月上旬発売 標準価格：オープンプライス 連絡先：東京お客様ご相談センター 　　　　Tel.03-5684-9311

　日本ビクター株式会社は、HDDとS-VHSレコーダを組み合わせたハイブリッドレコーダ「HM-HDS3」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後になる見込み。

　「HM-HDS3」は、40GBのHDDを搭載したHDDレコーダ部とS-VHSレコーダで構成された製品。HDDからVHSへ、VHSからHDDへのダビングが可能で、機能的には2000年11月発売の「HM-HDS1」(標準価格188,000円)からHDD容量を2倍の40GBにし、HDD録画機能を9月発売の「HM-HD1」の仕様にバージョンアップしている。

【HDD録画時間】

モード	録画時間	ビットレート
SP	約10時間	8.4Mbps
LP	約14時間	6.4Mbps
EP	約28時間	3.2Mbps
SEP	約40時間	2.2Mbps

　HDD部への記録は、映像がMPEG-2、音声がMPEG-1レイヤー2で行なう。VBR(可変ビットレート)での記録に対応し、録画モードはSP、LP、EP、SEPの4種類から選択可能。記録ビットレートは「HM-HD1」と同じで、SPで約10時間、LPで約14時間、EPで約28時間、SEPで約40時間の録画ができる。

　HDD録画時には、最長3時間分の「追っかけ再生」や、止めておいたシーンから再生する「一時停止」、音声付きの「1.5倍速再生」、約7秒間前から再生する「ちょっと見バック」を使用できる。また、9月発売のHDDレコーダ「HM-HD1」と同じく、他チャンネルに変えてもそれまで見ていた番組をさかのぼって再生することも可能。年間予約プログラム数は最大32プログラムとなっている。

　S-VHSレコーダ部は、HGテープで解像度400本以上の記録が可能な「S-VHS ET」機能を搭載。さらに、画面の揺れを抑える「デジタルワイドTBC」をはじめ、「3次元デジタルY/C分離」、「3次元スーパーカラー」、「アダマールデジタル3次元YNR」、「デジタル3次元CNR」といった高画質化機能を内蔵した。チューナ部はBSアナログ、地上波、CATVの受信に対応。

　HDD、VHSともに、録画した番組をサムネイル表示する「HDDナビ」と「VHSナビ」を搭載。これらをシームレスに連携させる「ハイブリッドナビ機能」も内蔵している。これは、HDD内の映像を書き出したVHSを「HM-HDS3」で再生すると、HDD内に残されたサムネイル画面などが「VHSナビ」でも表示されるというもの。また、VHSから、画面を見ながら「から/まで」の指定で必要な部分だけをHDDに記録し、編集後の映像をVHSへ書き出すこともできる。

【主な仕様】

• 映像記録方式：MPEG-2(HDD部)、S-VHS方式(S-VHS部)
• 受信チャンネル：VHF1～12ch、UHF13～62ch、CATV63～113ch、BS1/3/5/7/9/11/13/15ch
• 入力端子：S映像×2系統、コンポジット×2系統、BSデコーダ専用×1系統
• 出力端子：S映像×2系統、コンポジット×2系統
• 消費電力：40W(動作時)、46W(BSアンテナ使用時)
• 外形寸法：435×385×124mm(幅×奥行き×高さ)
• 重量：7.3kg

(2001年9月26日)

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