プリメインアンプの「PMA-S10 III L-N」では、新たに重量パーツの取り付け部にアルミ砂型鋳物を採用するなど防振設計を追求。さらに音質パーツの全面的見直しなどを行ない、「あらゆる部分において徹底した高音質化を実現した」としている。また、「DCD-S10 III」には、従来のアナログ波形再現技術「AL24Processing」を強化した「AL24Processing Plus」を新搭載した。 ■ PMA-S10 III L-N
UHC-MOSの採用、負荷4Ωで200W×2chの出力、パワーアンプ部のツインモノラル構成、黒色塗装の1.6mm鋼板シャシー、6ブロック構造、天板6点止めなど、基本仕様について大きな変更はない。スピーカー端子はAB2系統で、それぞれバイワイヤリング接続に対応する。
UHC-MOSは、フラッグシップモノアンプ「POA-S1」でも採用した大電流型増幅素子で、電流リニアリティに優れているという。このため「ソースに込められた微妙なニュアンスやダイナミックな音のスケール感をリアルに表現する」としている。 また、従来同様パワートランスはトロイダル・トランスで、アルミ砂型鋳物ケースを使用したS.B.(Stable Based)方式で固定している。
外形寸法、重量とも従来モデルと同じで、434×485×181mm(幅×奥行き×高さ)、28kgとなっている。
【主な仕様】
■ DCD-S10 III L-N
従来のアナログ波形再現技術「AL24 Processing」を、新開発の「AL24 Processing Plus」に変更。次世代オーディオに対応する192kHzでの動作が可能となり、「より信頼性の高い余裕の演算処理が可能になった」としている。量子化歪みもさらに低減された。デジタルフィルタは、従来同様の自動可変式。
24bit D/Aコンバータによる4DAC構成やHDCDデコーダの搭載、96kHz/24bit対応のD/Aコンバータとしても使用できる外部モニタ機能など、基本性能は従来機を踏襲。デジタル部とアナログ部の徹底した分離や、鋳物トランスケース、プロテイン配合のトレイといった高音質設計も引き継がれている。
外形寸法は434×350×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.7kg。従来モデルより200g重くなっている。
【主な仕様】
□デノンのホームページ (2001年10月29日) [orimoto@impress.co.jp] |
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