民生用電子機器全体の出荷金額は、5月まで10カ月連続で続伸した後、6~8月は、ほぼ横這いの状態で推移。しかし、世界経済の減速などの影響から国内景気が引き続き悪化、9月はついに2ケタ台に迫る減少率となった。 好調が続くDVDプレーヤーは132,000台を計上し、前年同月比181.2%と続伸。ただし、単価の下落から出荷金額は同158.1%にとどまっている。
また、液晶カラーテレビも前月同様、同157.4%と好調に推移した。一方、カラーテレビは同80.9%と減少。ただし、標準(4:3型)が同80.2%、ワイドが同79.9%と落ち込む一方で、ハイビジョンテレビは同119.7%と堅調な動きを見せている。 カラーテレビのうち、BSデジタルテレビは21,000台を出荷した。BSデジタルチューナの16,000台と合わせると、BSデジタル機器全体では37,000台が出荷されたことになる。前月比はそれぞれ同150%と同160%と伸張。1月からの累計は、BSデジタルテレビ、BSデジタルチューナ合わせて373,000台となった。 例年の需要期に当たるビデオ一体型カメラは、前年同月比91.4%の20万台を出荷。普及が一巡したVTRは、7カ月連続の減少となった。ビデオプロジェクション(プロジェクタ)は、前年同月比100.1%と横這いで推移し、出荷台数は3,000台となった。 オーディオ関連では、HiFiアンプが同125.4%と2ケタ台の伸張。要因として同協会は、DVD需要に起因するホームシアターシステムの普及を挙げている。CD、MDプレーヤーは同109.9%、同102.9%と堅調に推移。HiFiスピーカーシステムは同85.0%と落ち込んだ。オーディオ機器全体としては、MDの本格普及期に当たる前年の水準が高いため、同81.5%と続落した。 カー関連機器全体では、カーステレオ本体(カセット)が同61.3%、カーMDが同66.4%と厳しい状況にある。一方で、カーカラーテレビが同125.1%と増加しており、車載システムのAV化がうかがわれる結果となった。
□JEITAのホームページ (2001年11月1日) [orimoto@impress.co.jp] |
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