会場ではHDTV放送の実演が行なわれ、プロジェクタを使って投影された。地上デジタル放送では、テレビ向け放送と携帯端末向け放送の同時放送を想定しているため、テレビ向けHDTV放送のビットレートは13~14Mbps程度と、通常より高圧縮・低ビットレートでの運用が必要となる。 本実験では、画像圧縮アルゴリズム改良して高圧縮化したTBSと日本電気株式会社(NEC)共同開発の次世代HDTVエンコーダを使用。田町の会場からATMを通じて東京タワーにデータを送信、東京タワーにリアルタイムエンコーダを設置し、UHF15chで再送信して、会場で受信を行なっていた。 放送では1ch 6MHzの帯域を13セグメントに分割し、12セグメントをテレビ用HDTV放送に、1セグメントを携帯端末用放送に設定。携帯端末向け放送のフォーマットはMPEG-4、ビットレートは180~384kbpsになるという。 HDTV放送の送受信デモの映像は、寺社仏閣を撮影した動きの遅いものであった。パンアップ時に手前の柱にブレが確認できたが、解像感はBSデジタルハイビジョンと同等と感じられた。
□博報堂のホームページ (2001年12月20日)
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