ベガシス、「TMPGEncPLUS」をVer2.51にバージョンアップ ―CD-Rに2時間入るモードを追加、ファイル容量の設定も可能に

　株式会社ベガシスは、MPEG-1/2ソフトウェアエンコーダ「TMPGEncPLUS」をVer.2.51にバージョンアップした。インストーラ付属版と、Zip圧縮版の2種類が用意され、ファイル容量はそれぞれ約1.6MB、948KBとなっている。なお、無料版の「TMPGEnc」もVer2.51が公開された。

新しく追加されたCD-Rに120分記録できるモード

　今回のバージョンアップで、1枚のCD-R(700MBメディア)に最大90分または、120分の動画を収録するSVCD(規格外)エンコードモードが追加された。このモードの解像度は240×480ドット、平均ビットレートは750kbpsとなっている。

　2PassVBRを最適化することにより実現したモードで、「画質的にはVHSビデオ3倍程度を維持しており、画質優先ではなく収録時間を優先する場面でメリットのあるモード」としている。なお、民生機では、パイオニアの「DV343」、「DV525」、「DV535」での再生が確認されている。

　新機能としては、ウイザードモードでビットレート配分と出力容量を指定する機能を搭載。ビットレートと、容量を相互に変更可能で、最終的な容量に適したビットレートが設定できるようになった。さらに、フィールドオーダーを自動解析して、最適に設定にきる機能も追加されている。

　そのほかにも、2パスVBRで超低ビットレートのMPEGファイルを作成すると、ビットレートが下がりすぎる問題や、CQVBRのパラメータが保存されないなどのバグも修正されていている。

フィールドオーダーが自動判定できるようになった	新たに、ビットレート配分と出力容量を指定する機能が搭載された

□ペガシスのホームページ
http://www.pegasys-inc.com/j_main.html
□更新履歴
http://www.pegasys-inc.com/j_tmrireki.html
□ダウンロードページ
http://www.pegasys-inc.com/j_download.html
□「TMPGEnc」のホームページ
http://www.tmpgenc.net/j_main.html
□関連記事
【2001年12月27日】ベガシス、TMPGEncの製品版「TMPGEncPLUS」をダウンロード販売
　―MPEG-2正式対応、新アルゴリズムのマルチパスVBR搭載 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011227/pegasys.htm
【2001年12月25日】プロジー、「TMPGEnc Professional」の発売日が未定に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011225/prog.htm
【2001年9月29日】MPEGエンコーダ「TMPGEnc」のPentium 4最適化版が公開
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010929/tmpgenc.htm
【2001年8月10日】プロジー、MPEGエンコーダ「TMPGEnc」の発売を年末に延期
　―Pentium 4に最適化、動画編集機能を追加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010810/prog.htm
【2001年2月19日】プロジー、MPEGエンコードソフト「TMPGEnc」をMPEG-2対応で製品化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010219/prog.htm

(2002年1月29日)

[furukawa@impress.co.jp]