DSC-MZ2は、2001年6月発売の「DSC-MZ1」の後継機。前モデルとの大きな違いは、画像処理LSIに第3世代の「HRGP III(Hyper RISC Graphic Processor III)」を搭載したこと。独自の高画質化技術「トリニティーリアル」もこれに伴ない、「トリニティーリアル II」にリファインされた。 また、電源は単3電池×2本と変更されていないが、パワーマネジメントアルゴリズムを一新し、液晶OFF時の撮影可能枚数が約640枚から約700枚(液晶ON時は約190枚)に向上している。 CCDには「VPmix」と呼ぶ4.4μmピッチの1/1.8型プログレッシブスキャンタイプを搭載し、有効画素数は195万画素。記録解像度は、2,000×1,496(画素補間)/1,600×1,200/640×480ドット。レンズは焦点距離35~98mm(35mm判換算)の光学2.8倍ズームを搭載している。ボディはMZ1とほぼ同一で、外形寸法は106×41×63mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約230g(本体のみ)。記録メディアにはCF Type 2(microdrive対応)を採用し、PCとのインターフェイスはUSBを装備する。 また、640×480ドットの音声付き動画機能も引き続き採用された。320×240/160×120ドットの記録もでき、160×120ドット時にはトータル最大約180分の動画記録が可能(microdrive 1GB使用時、15fps)。ファイルフォーマットはQuickTime Movie。画像1枚当たり約4秒のボイスメモ機能や、最大15分のボイスレコーディング機能も備える。 連写はクラス最速の秒間10コマ。1,600×1,200ドットで最大15枚の撮影が行なえる。また、プリキャプチャ機能も搭載し、シャッターボタンを押した瞬間から記録できる。そのほか、オートブラケットやウインドウ合成機能などを搭載。再生デジタルズームで拡大した画像のトリミング保存も行なえる。 新しく搭載されたトリニティーリアル IIは、1度の撮影で明暗2枚の画像を取り込む「ワイドレンジショット」、個別の色補正値を設定できる「リアルカラーイコライザ II」、独自のアルゴリズムで記録画素を補間する「ピクトライズ300」の3つを指す。 このうち「リアルカラーイコライザ II」は、業界で初めてPCでの設定値を反映できるようになった。これにより、色の指定ポイントがMZ1の6色から12色に増加。設定値はCFカードに99種類まで保存できる。また、「ピクトライズ300」では、画像の高周波特性を改善したため、MZ1より解像感が向上がしたとしている。
□三洋電機のホームページ (2002年2月26日) [orimoto@impress.co.jp] |
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