ケンウッド、Bluetooth接続ヘッドフォンを「Bluetooth & PAN」で展示


開催期間:2月27日~3月1日

会場:パシフィコ横浜

入場料:2,000円




 Bluetooth関連の展示会「Bluetooth & PAN」が2月27日に開幕した。会期は3月1日まで。展示内容は通信にフォーカスを絞ったものがほとんどだったが、ケンウッドブースがBluetoothを利用したオーディオ製品を参考出品した。

■Bluetoothワイヤレスヘッドフォン

 ケンウッドブースでは、26日に開発を表明したBluetooth接続のワイヤレスヘッドフォン「AV Headphone」を展示。ノートPCで音声ファイルを再生して、AV Headphoneで聞くというデモを行なった。

 最新のBluetooth profileの1つ「AV Profile」を採用しており、デモではBluetooth規格上必須のSBC(Sub Band Codec)コーデックが使われていた。しかし、今後は、各種の圧縮フォーマットに対応する予定だという。

 ヘッドフォンの右耳側にリチウムイオン電池を、Bluetoothチップなどを左耳側に内蔵。試作機の電池の持続時間は1時間強だが、改良を進めれば5時間も可能という。同社ではまず、コンポやポーダブルMDプレーヤーなどにBluetooth機能を搭載し、年内に製品化するという。価格は未定。2003年には本格普及を目指すとしている。

 また、AV関連の製品として、CEATEC JAPANでも展示されたテーブルにスピーカー/アンプとBluetoothモジュールを組み込んだ「サウンドテーブル」も出展された。

 こちらも試作品で、商品化の予定はないという。

□AV Headphoneのニュースリリース
http://www.kenwood.co.jp/j/press/press20020221.html
□関連記事
【2001年10月4日】CEATEC 2001会場レポート その5
~デバイス編:PDPやMP3再生用LSIを出品~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011004/ceatec5.htm


■カーオーディオシステム

 車載用のシステムとしては、Bluetooth搭載車載機器の開発システム「KDC-MX700bti」が参考出品された。自動車メーカー、開発メーカー向けに車載インターフェイス開発プラットフォームとして外販も行なわれ、リリース時点の価格は180万円と設定されている。

 会場ではAV Profileを実演。ノートPCでSBCファイルを再生し、それをカーステレオで演奏していた。なお、試作機の車載ユニットにはWindows 2000が使用されていたが、製品版はTRONが予定されている。製品化はヘッドフォン同様、年内を目指しているという。

 また、通常のカーオーディオ機器にBluetoothを搭載したモデルもモックアップが展示されていた。こちらの方の製品化は未定。

Bluetooth搭載カーオーディオ(左)と、開発システム「KDC-MX700bti」(右) 「KDC-MX700bti」を使った実演

□KDC-MX700btiのニュースリリース
http://www.kenwood.co.jp/j/press/press20010824.html

□Bluetooth & PANのホームページ
http://www.ric.co.jp/expo/bp2002/
□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.co.jp/j/

(2002年2月27日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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