パイオニア、「carrozzeria χ」のプリアンプ・イコライザ


4月下旬発売

標準価格:18万円

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 パイオニア株式会社は、高級カーオーディオシリーズ「carrozzeria χ」の新製品として、デジタルプリアンプ・イコライザの「RS-P70χII」を4月下旬に発売する。価格は18万円。

 RS-P70χIIは、2000年春発売の「RS-P70χ」を音質チューニングしたというユニバーサル・デジタルプリアンプ・イコライザ。音声信号を光デジタル伝送し、DSPによるデジタルチューニングで理想の車室内音場を作り上げるという「ODRコンセプト」に基づいて設計されている。

 帯域毎の最適な音質を目指し、音響パーツの選定と組み合わせを多くの候補から決定。微細な音質チューニングを行なったという。オペアンプはバーブラウン製を搭載。また、ハイスピードクロック回路を採用し、マスタークロックの精度を高めてジッタを低減したとしている。

 それぞれのスピーカー出力レベルと再生帯域を個別に調整できる「L/R独立4ウェイクロスオーバーネットワーク」および「L/R独立31バンドデジタルイコライザー」を搭載し、シートによる音圧レベルの偏りを補正可能。「自然な音場を車室内に再現する」という。イコライザは20Hz~20kHz、1/3オクターブ、0.5dBステップで左右独立に制御できる。また、スピーカー間の距離差を出力タイミングで補正する「タイムアライメント」も使用できる。

 すべての金属フレームやシールドケースを銅メッキ化し、デジタル回路や電源回路から発生する磁気誘導ノイズを低減。なかでもDSP回路部は完全なシールドが施され、アナログ回路へのノイズの混入を遮断しているという。なお、DSP部は51bit処理で、D/Aコンバータには、バーブラウン製の24bitマルチビットコンバータを6基搭載している。

 出力端子は、同シリーズの「RS-A1X II」や「RS-A2X II」と接続する光デジタルのほか、8chアナログRCA出力を装備。そのほか、専用設計の大容量・高音質タイプ電源コンデンサ、バランスタイプの電子ボリューム、70μm銅箔基板などを採用している。SN比は従来モデルから3dBアップし、110dBとなった。外形寸法は202×260×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.8kg。

□パイオニアのホームページ
(3月26日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.pioneer.co.jp/
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【2001年3月30日】パイオニア、「carrozzeria χ」の新型システムコントローラ
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(2002年3月26日)

[orimoto@impress.co.jp]

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