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ペガシス、「TMPGEnc Plus 2.5」の最新バージョンを公開 
―2パスVBR解析結果をキャッシュして、エンコード速度を向上
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4月30日公開
 
 
 
 株式会社ペガシスは、MPEG-1/2ソフトウェアエンコーダ「TMPGEncPLUS」の最新バージョン(Ver.2.54.36.134)を公開した。なお、「TMPEGnc.net」からダウンロードできる無料版も同様にアップデートされた。 
 ダウンロードファイルは、約3.48MBのインストーラーバージョンと約2.61MBの自己解凍圧縮バージョンを選択可能。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/NT 4.0/2000/XPとなっている。 
 
 今回のバージョンで機能アップした最大のポイントは、2パスVBRの解析結果をキャッシュに保存できるようになったこと。この機能をオンにすることで、2パスVBRでのエンコード速度が向上する。 
 編集部で実際に、2分39秒(577MB)のDV形式のAVIファイルを、2パスVBRでMPEG-2にエンコードしたところ、下表にような速度向上が確認された。
  
 
| キャッシュOFF | キャッシュON (最大4096MB) | 向上率 | 
 
| 31分5秒 | 27分50秒 | 約10.5% | 
 
【マシン環境】 
CPU:Celeron 800MHz 
メモリ:256MB 
HDD:Seagate ST360021A(NTFS) 
OS:Windows 2000
【エンコード設定】 
サイズ:720×480ドット 
ビットレート:2バスVBR(7Mbps) 
動き予測検索:動き予測検索(高速) 
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 また、新たに「ソース範囲の設定」でカット編集ができるようになったほか、以下の機能追加や、修正が行なわれた。 
 
- 「ソース範囲の設定」で、開始フレームと終了フレームの指定にショートカットキーを設定
 - ゴースト除去フィルタで縦線ゴーストを除去できるようになった
 - MPEG設定ダイアログで、一部、個々の設定値をロック/ロック解除可能になった
 - 最後のGOPが通常よりフレーム数が少なくなっても、ビットレートを正確に制御するようにした
 - 縦の解像度が32の倍数以外の特殊なMPEG2ファイルを作成しようとすると、不正なMPEG2ファイルが作成されるのを修正
 - Windows XPの環境において、MPEGツールの結合(カット)の編集ウィンドウを閉じるとメモリアクセス違反が起きるのを修正
  
 
 
□ペガシスのホームページ 
http://www.pegasys-inc.com/j_main.html 
□ダウンロードページ 
http://www.pegasys-inc.com/j_download.html 
□購入ページ 
http://www.pegasys-inc.com/j_buyinfo.html 
□関連記事 
【2月28日】ペガシス、「TMPGEnc Plus 2.5」の最新バージョンを公開 
 ―HTML形式のヘルプファイルを添付 
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020228/pegasys.htm 
【2月15日】ペガシス、「TMPGEnc Plus 2.5」の最新バージョンを公開  ―Pentium III/Athlonに最適化、ダウンロード販売の1本化も発表 
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【2001年12月27日】ベガシス、TMPGEncの製品版「TMPGEncPLUS」をダウンロード販売 
―MPEG-2正式対応、新アルゴリズムのマルチパスVBR搭載 
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011227/pegasys.htm 
 
(2002年4月30日)
 [furukawa@impress.co.jp]
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