また、2001年度モデルのHDDナビシステムを、「HDDナビゲーションマップ Vol.2」にアップグレードも行なわれる。対象機種は「AVIC-H09/H07/XH09V/XH07V」。同アップグレードを行なうことで、地図データの更新など2002年モデルと同等の機能を得られるという。 5月下旬には「HDDナビゲーションマップ Vol.2」がインストールされたHDDを販売(販売価格55,000円)し、ユーザー自身が購入したHDDを内蔵のものと入れ替えるアップグレードが実施される。 8月下旬には、内蔵HDDを書き換える方法が実施され、ユーザー自身がHDDを取り外してパイオニアに送付する方法か、「カロッツェリア」製品取り扱い店にてHDD取り外し、取り付けを有償にて行なう方法が用意される。なお、両方式ともアップグレード料金は未定。
■ HDDナビメインユニット「AVIC-H99」 「AVIC-H99」は、DVD/CDを内蔵したHDDナビゲーションユニット。サイズは1DINで、モニタ、アンプなどと組み合わせて使用する必要がある。 ナビゲーションシステムは、データをHDDに搭載することで素早い検索を実行できるのが特徴。ほかにも、ETC、HELPNET(緊急通報システム)に対応し、PCカードスロット、携帯電話による外部とのデータ通信も可能。2002年モデルでは位置測位精度を高める「IQ高精度」をさらに進化させ、さらに開店/閉店などによるコンビニ、ガソリンスタンドの位置データを編集できる「ランドマークリライタブル(RW)」機能なども装備している。 AV関連の機能として、CDから内蔵HDDにリッピングすることでMP3を保存/再生できる「ミュージックサーバー」を搭載。HDD容量は2001年モデルの10GBから16GBに増量。地図などのデータは約8GBで、残りの領域を音楽ファイルの保存領域に使用できるため、約8GBの増量となっている。 また、新たにCD-R/RWに記録したMP3の再生にも対応。プレイリストに合わせて壁紙を登録する機能などを追加。あらかじめ登録を行なうと、「車が海辺に差し掛かったときに特定の曲を再生する」というシチュエーションが可能になるなど、ナビゲーションとの一体化も進められている。 DVDビデオの再生機能も搭載し、DVD-R/RW(ビデオモード)の再生にも対応。なお、音声デコードはドルビーデジタル2chミックスダウンのみとなっている。
■ 7.0型ワイドTVセットモデル「AVIC-XH99」/「AVIC-XH77」 「AVIC-XH99」は、DVD/CDユニットを内蔵したHDDナビゲーションユニットに、7.0型ワイドTVシステムを組み合わせたモデル。ナビユニット部の仕様は「AVIC-H99」と同等。 「AVIC-XH77」は、ナビユニットと7.0型ワイドTVシステムを組み合わせ、ナビユニット部の機能をナビゲーションに絞ったモデル。「AVIC-H99」からDVD再生機能を省き、HDD容量も10GBとなっている。なお、両機種とも「ミュージックサーバー」機能は「AVIC-H99」と同等。 ディスプレイ部の解像度は1,440×234ドット。ナビゲーションの表示、DVDビデオの再生のほか、VHF 1~12ch、UHF 13~62chのテレビ放送受信にも対応している。
■ 6.5型ワイドTV/DSP/MD/CD/アンプ一体型2DINサイズHDDナビ「AVIC-ZH77MD」 「AVIC-ZH77MD」は、2DINサイズのユニットに6.5型ワイドTV、CD、MD、DSP、FM/AMチューナ(VICS対応)、アンプを搭載したHDDナビシステム。HDD容量は16GBで、PCカードスロットも装備しており、ナビゲーションや「ミュージックサーバー」などの機能は「AVIC-H99」とほぼ同等となっている。 アンプ部はPower MOS FETを採用し、最大出力は50W×4ch。テレビ部はタッチパネル方式で、ナビゲーションや「ミュージックサーバー」の操作が可能。AGコートを施し、「外光の映り込みを抑え、明るさも高めている」(同社)という。ディスプレイ部の解像度は1,440×234ドット。ナビゲーションの表示などのほか、VHF 1~12ch、UHF 13~62chのテレビ放送受信にも対応している。
□パイオニアのホームページ
(2002年5月8日)
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