パイオニア、ドルビーヘッドフォン搭載赤外線ヘッドフォン
―プロロジック II、DTS-ES、ドルビーデジタルEXにも対応


7月上旬発売

標準価格:オープンプライス

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 パイオニア株式会社東北パイオニア株式会社は、世界初のドルビーヘッドフォン搭載の赤外線ワイヤレスヘッドフォン「SE-DIR1000C」を7月上旬に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円程度の見込み。月産2,000台を予定している。

 SE-DIR1000Cは、Dolby Laboratoriesが開発した「ドルビーヘッドフォン」を世界で初めて搭載したヘッドフォンシステム。同社では、「Dolby Laboratoriesから、強力なサポートを受けて開発した」としている。

 ドルビーデジタル、DTSに加え、ドルビープロロジック IIデコーダを内蔵し、ステレオヘッドフォンで立体音響を再現。ドルビーサラウンドEXや、DTS-ESも再生できる。また、ドルビープロロジック IIでは、入力された信号に応じて、MOVIE/MUSICのサラウンドモードを自動的に切り替えることもできる。

 ワイヤレス伝送方式には、「非圧縮デジタル赤外線伝送」を採用。アナログワイヤレス伝送方式で発生してしまうノイズをなくしている。また、デジタル信号処理は、24bitで行なわれている。トランスミッタ部の外形寸法は87×152×221、重量約1.1kg、横置きも可能。

 トランスミッタ部は、入力端子を光デジタル1系統、ステレオアナログ1系統装備。前面にヘッドフォン端子も備えている。

 ヘッドフォンユニットには、口径50mmのものを使用。柔軟なフィット感の新開発「デュアルスタビライズドハンガー」や、ジャージ素材の快適イヤーパッドを採用している。また、耳に掛ければONとなる「自動電源ON/OFF機能」を搭載するほか、ヘッドホン部でボリュームコントロールも可能となっている。電源は、付属のニッケル水素充電池を使用し、充電は付属のACアダプタで行なう。満充電には約8時間かかり、約20時間の連続使用が可能。

 なお、別売りのヘッドフォン(SE-DIR1000、25,000円)を買い足すことで、複数人で使用することもできる。

【主な仕様】

    「ヘッドホン部」
  • 型式:オープンエア型ダイナミックステレオヘッドフォン
  • 使用ユニット:φ50mm
  • 再生周波数帯域:10~24,000Hz
  • 連続使用:約20時間(付属ニッケル水素充電池フル充電時)
  • 充電時間:約8時間
  • 質量:約360g(充電池含まず)

    「トランスミッタ部」

  • 再生可能フォーマット:ドルビーデジタル(サラウンドEXを含む)、ドルビーサラウンド、DTS(DTS-ESを含む)、PCM(44/1/48kHz)
  • 外形寸法:87×152×221(幅×奥行き×高さ、アームを除く)
  • 質量:約1.1kg

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release312-j.html
□製品情報
http://www.pioneer.co.jp/topec/product/accessory/dolby_headphone/dolby_top.html
□関連記事
【2001年9月20日】ソニー、世界初の6.1ch対応コードレスサラウンドヘッドホン
-AAC、DPL II対応、赤外線デジタル伝送
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010920/sony1.htm

(2002年5月13日)

[furukawa@impress.co.jp]

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