松下、無線LAN装備モデルなどデータプロジェクタ3製品
―重量4kgで2,200ANSIルーメン、SDスロットも追加


6月20日発売

標準価格:「TH-L730NT」648,000円
      「TH-L720」598,000円
      「TH-L520」498,000円

連絡先:AVC社 システム事業グループ
     システムAVジネスユニット
     Tel:06-6905-4643



 松下電器産業株式会社は、データプロジェクタ「シリウスJr.」シリーズの新製品として、「TH-L730NT」、「TH-L720」、「TH-L520」の3機種を6月20日に発売する。価格は、無線LAN内蔵のXGAモデル「TH-L730NT」が648,000円、L730NTから無線LAN機能を省いた「TH-L720」が598,000円、SVGAモデルの「TH-L520」が498,000円。

 TH-L730NTは、0.9型1,024×768ドットの液晶パネルを採用したデータプロジェクタ。無線LAN(IEEE 802.11b)を搭載し、PCとワイヤレスで接続できるのが特徴。専用ソフトの「ワイヤレスマネージャVer.2.0」により、PC画面を静止画像に変換後、L730NTへと送信できる。また、新たにSDメモリーカードスロットを装備し、静止画をSDカードに転送したり、SDカードによるPCレスプレゼンテーションも可能になった。

 光源は220W UHMで、明るさは2,200ANSIルーメン。4kg以下の液晶プロジェクタとしてはクラス最軽量としている。レンズは光学1.3倍の手動ズーム。80型(4:3)の映像を最短2.4mで投写できる。

 台形補正は水平方向の台形補正を装備し、ワンタッチで台形歪みを補正できる「アドバンスドオートセットアップ機能」も搭載している。また、Webブラウザでプロジェクタの状況を確認でき、1台のPCから複数のプロジェクタを操作したり、専用ソフトをインストールしていないマシンからでも制御が可能。

 アナログRGB入力を2系統備えるほか、映像入力として、S映像、コンポジットを各1系統搭載。制御用にはシリアル端子と、ワイヤレスマウス用のUSB端子を装備する。外形寸法および重量は、245×341×118mm(幅×奥行き×高さ)、4kgとなっている。

 TH-L720は、L730NTからネットワーク機能とSDメモリーカードスロットを省いたモデル。さらに、水平台形歪補正機能とUSB端子も省略されている。液晶パネルやレンズは同等で、本体サイズも同じ。

 TH-L520は、液晶パネルを0.9型の800×600ドットにした製品で、レンズの仕様はL712NT、L720と同一。ただし、明るさが2,000ANSIルーメンとなる。また、L720と同じく、無線LANやUSB端子が省略される。

【主な仕様】
TH-L730NT TH-L720 TH-L520
液晶パネルサイズ 0.9型
液晶パネル解像度 1,024×768ドット 800×600ドット
レンズ 光学1.3倍ズーム(手動)
投写サイズ 40~300型(4:3)
明るさ 2,200ANSIルーメン 2,000ANSIルーメン
ランプ220W UHM
映像入力コンポジット×1
S映像×1
アナログRBG×2(1系統はコンポーネントと兼用)
消費電力300W(待機時1.5W)
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
245×341×118mm
重量 4kg 3.9kg

□松下電器のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020604-1/jn020604-1.html
□関連記事
【2001年6月7日】松下、無線LAN対応ポータブル液晶プロジェクタ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010607/pana.htm

(2002年6月5日)

[yamaza-k@impress.co.jp]

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