ソニーマーケティング株式会社は、ワイド液晶パネルを搭載したホームシアター向けプロジェクタ「VPL-VW12HT」を8月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は55万円前後と見られる。 2001年7月発売の「VPL-VW11HT」の後継機。解像度1,366×768ドットの1.35型ワイド液晶パネルを搭載し、レンズには光学1.2倍のマニュアルズームレンズを採用している。 主な変更点は、液晶パネルをマイクロレンズアレイ付きにしたことと、緑かぶりを低減する「シネマフィルター」の採用、PCから画調を調整できるソフト「ImageDirector」の同梱。 さらに、シリーズ初の交換レンズも用意される。短焦点の「VPLL-ZM31」と長焦点の「VPLL-ZM101」の2本で、価格はそれぞれ25万円、35万円。また、帯電フィルターが強化されたほか、フィルターの目詰まりを感知するセンサーが組み込まれた。 パネル解像度に変化はないが、新たにマイクロレンズアレイを採用。これは、微細な集光レンズをパネルの前に並べたもので、ワイドビューフィルタ(視野角改善フィルム)との組み合わせにより、クラス最高レベルのコントラスト比1,000:1を実現した。なお、光源は200Wで、光出力は1,000ANSIルーメン(16:9)となっている。 また、新搭載の「シネマフィルター」は、緑成分を約25%カットする着脱式の色度補正フィルター。装着すると「自然で柔らかな肌色や、コントラスト感を強調した表現が得られる」という。 画質設定では、液晶パネルの水平および垂直方向、または信号レベルごとに画質特性を均一に調整できる「3Dガンマ補正回路」を搭載。さらに、PCからガンマ補正値の調整が可能になるソフト「ImageDirector」を同梱した。PCとの接続はシリアルケーブルで行なう。 そのほか、NTSCなどをHD映像に作り変える「DRC-MF(デジタル・リアリティー・クリエーション-マルチファンクション)」や、2-3プルダウン検出機能の「シネマモーション」も引き続き搭載している。 映像入力は前モデルと変わらず、コンポーネント(アナログRGB兼用)×2系統のほか、S映像、コンポジットを1系統ずつ装備。本体デザインも同じで、外形寸法および重量は395×427×168mm(幅×奥行き×高さ)、約8kgとなっている。
□ソニーマーケティングのホームページ (2002年6月13日) [orimoto@impress.co.jp] |
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