松下、ハイブリッドレコーダ「DMR-HS2」に不具合
―制御ソフトのバージョンアップで対応


8月5日発表

 松下電器産業株式会社は、7月末から発売を開始したPCカードスロット内蔵のHDDとDVD-RAM/Rのハイブリッドレコーダ「DMR-HS2」に不具合があることを発表した。

 この不具合は、録画済の番組を特定の操作で編集を行なった場合に発生するもので、制御ソフトのバグが原因。

 HDDあるいは、DVD-RAMに録画済の番組を部分削除。その付近で「プログラム分割」を行なった時に、分割時の頭出しタイミングにより、以下のようなメッセージが出ることがある。


  • HDDの場合:HDDのフォーマットをダイアログが表示され、「いいえ」を選んで再起動しても、同じダイアログが表示され、HDDをフォーマットしなければならなくなる。

  • DVD-RAMの場合:「ディスクのバージョンが異なるので、フォーマットを行なってください」という旨の画面が表示される。

  • HDD/DVD-RAM共通:再生できないプログラムになることがある。

 制御ソフトをバージョンアップすることで不具合を解消でき、対象製品は、製造番号の先頭から3、4桁目が「2G」で、末尾に「●(黒丸)」マークがないもの。なお、この問題の発見以降の製造分には対策済みの制御ソフトが導入されており、バージョンアップの必要はない。

 対策は、バージョンアップ専用ディスク(CD)を使用して、ユーザー自身で行なうほか、修理対応を選択可能。同社のサイトの専用フォームまたは、下記に専用連絡先に申し込む。

【専用窓口】
 Tel.0120-112-653
 受付時間:9~12時、13~18時(日、祝日を除く)
 担当部門:AVC社 AVCネットワーク事業グループ 営業技術グループ

□松下電器のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□「DMR-HS2」制御ソフトのバージョンアップについて
http://www.panasonic.co.jp/customer/dvd/faq/hs2/
□製品情報
http://www.panasonic.co.jp/products/video/digital/hs2/
□関連記事
【7月10日】松下、135,000円のHDD内蔵DVDレコーダ「DMR-HS2」
―HS1から約3割廉価、リニアPCM記録にも対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020710/pana.htm

(2002年8月5日)

[furukawa@impress.co.jp]

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