シャープ株式会社は、1ビットデジタルアンプ採用のDVDプレーヤー付属5.1chシステム「SD-AT50DV」を9月5日に発売する。同時に、DVDプレーヤーを省略した「SD-AT50」も発売。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は、AT50DVが8万円前後、AT50が55,000円前後と見られる。テレビ操作にも対応したリモコンが付属する。 SD-AT50DV/AT50は、AVコントロール部、サテライトスピーカー×5、アンプ内蔵サブウーファを組み合わせた5.1chシステム。AT50DVのみ、専用のプログレッシブDVDプレーヤーが付属する。1ビットデジタルアンプ搭載のシアターシステムは、2001年11月発売の「SD-AT100」に続く第2弾となる。
サブウーファ部に、1秒間あたり約280万回(2.8MHz)のサンプリングと、7次ΔΣ変調を組み合わせた「1ビットデジタルアンプ」を搭載。最大出力は50W×6chで、AT100を超える高出力が可能になった。スピーカーは16cm径のバスレフ型。AVコントロール部を接続する専用端子を備えている。外形寸法は260×421×373mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.9kg。 AVコントロール部は、ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジック IIのデコードに対応。加えて、「MOVIE」、「MUSIC」、「NIGHT」の各モードも設けられている。また、AM/FMチューナを内蔵し、タイマーも使用できる。 外部音声入力はAVコントロール部に搭載する。同軸デジタル×1、光デジタル×1、アナログ×4を装備し、付属のDVDプレーヤーは専用コントロール端子に接続する。そのほか、ヘッドフォン出力×1を装備。AVコントロール部の外形寸法および重量は、215×261×58mm(幅×奥行き×高さ)、約1.3kg。縦置きも行なえる。 サテライトスピーカーは、8cm径のバスレフ型を採用。フロント、リア、センターともに同じものを使用する。外形寸法および重量は、95×104×114mm(幅×奥行き×高さ)、約0.7kg。
AT50DVに付属するDVDプレーヤーは、DVDビデオ、DVD-R/RW(ビデオモード)、音楽CD、CD-R/RWの再生が可能。CD-R/RWに記録したMP3も再生できる。プログレッシブ出力に対応し、D2出力端子のほか、S映像、コンポジット、同軸デジタル、アナログ音声の各出力端子を1系統ずつ搭載。外形寸法は215×257×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2kgとなっている。
液晶テレビ「AQUOS」との組み合わせを訴求していくとし、スタンドを使った大型テレビとの組み合わせのほか、小型液晶テレビとのテーブルトップでの使用、フラットテレビとの壁掛け設置を提案していく。さらに挨拶の中で、「1ビットデジタルアンプを積んだ液晶テレビを年内に発表したい」との意向を述べた。 また、「1ビットオーディオのフルラインナップ展開」と題し、2003年にはパソコン、PDA、携帯電話といった分野にも進出を図り、「音の出るすべての機器に1ビットを搭載する」としている。
加えて、1ビットデジタルアンプの外販も予定している。搭載機をOEM出荷するほか、チップでの供給も近々開始。ホームシアター需要の多い海外での展開を2003年4月以降に予定している。濱野専務取締役は「価格競争に巻き込まれない、日本発の独自商品にしたい」と説明した。
□シャープのホームページ (2002年9月2日) [orimoto@impress.co.jp] |
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