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【Sony Dream World 2002レポート その5】
チャンネルサーバーの新モデルを参考出品、ほか
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開催日:9月14~15日
場所:パシフィコ横浜
入場料:無料
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ここまでレポートしてきたように、Blu-rayレコーダやプロジェクタ、ワイヤレススピーカーなど、目玉となる参考出品が多い「Sony Dream World 2002」。しかし、それ以外にも数多くのAV関連機器の展示が行なわれている。
レポートその1の中で、次期フラッグシップDVDプレーヤーと思われる製品を紹介したが、会場にはその低価格版ともいえるプレーヤーが参考出品されていた。SACDのマルチチャンネルに対応するほか、DVD-RWのVRモードにも対応。108MHz/12bitのビデオDACを搭載し、プレシジョン・シネマ・プログレッシブ回路も採用している。
また、データ放送「スカパー! プラス」に対応したデジタルCSチューナ「DST-DP1」も参考出品されていた。AVマウス機能を搭載し、ビデオデッキと連動した録画が可能なほか、省エネにも優れているとし、待機時の消費電力は0.5Wという。
そのほかにも、10月中旬発売予定のHDD内蔵CDレシーバ「CMT-L7HD」も展示されている。ソニースタイルでの販売価格は89,800円。20GBのHDDを搭載し、約300時間の録音が可能。上部からCDをスロットインする特徴的なデザインで、壁掛けもできる。デジタルアンプ「S-master」を搭載し、文字入力が可能なダブルフェイスリモコンが付属する。
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参考出品されたDVD/SACDマルチチャンネル対応プレーヤー。価格が気になるところ
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データ放送対応のデジタルCSチューナ「DST-DP1」
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HDD内蔵のCDレシーバ「CMT-L7HD」
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繭(まゆ)をイメージした、コクーンのブース。AV機器を自分仕様にカスタマイズするパーソナライズ性や、いつでもどこでもアクセスできるユビキタス性など、「成長する商品」というコンセプトをアピールしている。
先日発表された「CSV-E77」と、コンセプトモデル2機種を展示。1つの繭の中にシステムを配置した部屋が作られており、コクーンがもたらす新しいライフスタイルを紹介している。
コクーンブースの端には、チャンネルサーバー「CSV-S55」のバージョンアップモデルと思われる製品も参考出品されていた。コクーンシリーズに属さず、あくまでCSV-S55のブラッシュアップとのこと。
前モデルとの違いは、カラーリングを白を基調としたほか、「おまかせ・まる録機能」に「サブジャンル」という項目が追加された。従来は「ドラマ」などのジャンル指定のみだったが「海外ドラマ」、「日本のドラマ」など、細かい指定が可能になっている。
また、携帯電話から時間を指定するだけで予約できる機能や、AVマウスなどを搭載するという。HDD容量に変更はない。
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PC用のアクティブスピーカー。左から「SRS-D101」(12,000円)、「SRS-Z30」(6,200円)、「SRS-Z510」(8,800円)。いずれも10月21日発売
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ノートPCでの使用を想定したUSBスピーカー「SRS-T100PC」。電源もUSB経由で供給されるため、ケーブル1本で接続できる。10月21日発売で、価格は12,000円。
右側のスピーカーを伸ばすことができるので、ノートパソコンの背後に置いて使用する。なお、発売モデルでは、さらに右スピーカーが伸びるとのこと
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参考出品された再生専用MDウォークマン。柔らかなフォルムを持ち、女性に受け入れられるデザインを目指したという
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TFT液晶を前面パネルに搭載した、カーオーディオ用のCDレシーバ。会場には車を使用した展示もあった
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MGメモリースティックのDuo版も参考出品されていた
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ネックストラップを採用したヘッドフォン「MDR-Q25SL」。音楽を聞くためというよりも、ファッションとして首にかけたままにしておくことを想定しているという。着せ替え用のカラーキャップが付属。 10月10日発売で、価格は2,600円
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ポータブルCDプレーヤー「D-EJ985」。内蔵の充電池と、外付けの単3アルカリ電池2本を併用することで、約120時間という業界最長の連続再生時間を実現したモデル。 10月発売で、店頭予想価格18,000円前後
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ポータブルCDプレーヤー「D-EJ885」。リモコンにジョグレバーの向きを変えることができる脱着式クリップを採用するほか、本体にもジョグレバーを搭載。外付け電池を併用した場合の連続再生時間は約110時間。 11月発売で、店頭予想価格は14,000円前後
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ポータブルCDプレーヤー「D-EJ2000」。CDウォークマン初の電池1本での駆動が可能なモデル。連続再生時間は約63時間。10月発売で、店頭予想価格21,000円前後
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DVD/CD-RWドライブとしても使用できる、メモリースティックスロット搭載ポータブルプレーヤーも参考出品されていた。単体で、DVD-RやCD-R/RW、メモリースティックに記録したMP3ファイルを再生できる。
さらに、USB 2.0端子も備え、PCと接続すれば外付けのDVD-ROM、CD-RWドライブとしても使用できる。DVDビデオ再生ソフト「PowerDVD」も付属する。
電源はリチウムイオン充電池で、クレードルタイプの充電器が付属、クレードルには市販の電池を内蔵したり、ACアダプタを接続することも可能。11月頃に、4万円前後での発売を予定
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技術展示ブースでは、Audio ProfileやHands Free Profileを実現する「Bluetooth Audio Unit」を参考出品。Bluetooth対応のプレーヤーや、バイオの音楽データを、ワイヤレスでカーオーディオやBluetooth対応のオーディオ機器にストリーミング配信する技術を展示している
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技術展示のブースには、13インチと10.2インチの有機ELディスプレイも展示されていた
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「Net MD」対応のMDコンポ「CMT-M333NT」。11月21日発売で、店頭予想価格は4万円前後
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□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□Sony Dream World公式ページ
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Events/SDWE/
□関連記事
【9月12日】【Sony Dream World 2002レポート その3】
SACD試聴室やプロジェクタルームも設置
―発売前の新CinezaやAVアンプを視聴可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020912/sony3.htm
【9月11日】【Sony Dream Worldレポート その1】Blu-rayレコーダを参考出品
―次期フラッグシップDVDプレーヤーらしき製品も展示
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020911/sony1.htm
【9月11日】【Sony Dream Worldレポート その2】低音で振動するワイヤレスヘッドフォンなど
―学習リモコンも一新、CDレコーダの新製品も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020911/sony2.htm
(2002年9月13日)
[yamaza-k@impress.co.jp]
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