松下、ブロードバンドテレビチューナを300台限定で先行販売 ―40GB HDD搭載、地上波EPG「G-GUIDE」で地上波録画も可能

9月27日予約開始 販売価格：99,800円 連絡先：お客様ご相談センター 　　　　　　Tel.0120-873-029 　　　　　パナセンスカスタマーセンター 　　　　　　Tel.06-6907-9144

　松下電機産業株式会社は、HDDビデオ録画機能も搭載したブロードバンドテレビチューナ「FZ-BB1000」を300台限定で先行発売する。愛称は「Broadnow(ブロードナウ)」。価格は99,800円で、発売日は11月20日。

　公式ECサイト「パナセンス」にて9月27日から10月31日まで予約を受け付け、300台を超える場合は抽選を行なう。なお、新春から始まる正式販売においてもパナセンスのみの取り扱いとなる。

開発中のリモコンの一部。「ハードディスクレコーダ」、「ブロードバンドテレビ」、「ブロードバンドラジオ」の各ボタンを配置。地上波EPG「G-GUIDE」のロゴも印刷されている

　FZ-BB1000は、単体でインターネットに接続し、ブロードバンドコンテンツを家庭用テレビで視聴することを目的としたブロードバンドチューナ。インターネットへは100BASE-TXで接続し、テレビとはS映像、またはコンポジットで接続する。OSはLinuxで、40GBのHDDを内蔵。

　BB1000には、大きく分けて「ブロードバンドテレビ機能」、「ブロードバンドラジオ機能」、「地上波録画機能」の3つの機能が搭載されている。

　ブロードバンドテレビ機能は、株式会社ISAOが提供するストリーミング動画ナビゲーションサービス「ON TV JAPAN BB」を利用するもので、ファイル形式はWMV/WMAをサポート。付属のリモコンですべての操作が行なえる。

　用意されるチャンネルは、「エンタメChannel」、「生活を楽しむChannel、「自分を磨くChannel」、「情報チェックChannel」、「カルトChannel」など。コンテンツも「映画&ドラマ」、「スポーツ」、「ニュース&ビジネス」、「カルチャー」、「バラエティー」、「アイドル&セレブ」、「ライフ&レジャー」などのジャンルに分かれている。

ブロードバンドテレビ機能では、EPGに相当する「QuickCheck」でコンテンツを選び、Playerで閲覧する。playerにはバナー広告などが入る

　ブロードバンドラジオ機能は、約400のインターネットラジオ放送を集めた「iM Radio」サービスを利用した機能。ファイル形式はMP3に対応する。また、LAN接続したパソコン内のMP3ファイルをBB1000から検索、再生することも可能。

　地上波録画機能は、「追っかけ再生」、「タイムキープ」(一時停止)に対応。記録はMPEG-2で、録画モードはXP、SP、LPの3種類。録画時間は、それぞれ約10.5時間、約16時間、約27時間となっている。また、音声がはっきり聞き取れるという1.5倍速の「追いつき再生」も利用できる。さらに、BB1000内の録画番組をパソコンで閲覧する機能も装備するが、録画番組をパソコン側に録画や、転送をすることはできない。

　映像入力はS映像、コンポジットを各1系統、映像出力はS映像が1系統、コンポジットを2系統搭載 。アナログ音声入力×1系統、アナログ音声出力×1系統も備えるほか、アクティブスピーカー端子も装備している。外形寸法および重量は、430×292×73mm(幅×奥行き×高さ)、3.6kg。

インターネットラジオ機能。プレイリスト作成機能もある	地上波EPG「G-GUIDE」の番組一覧表示と予約画面。番組欄は8日分を取得できる

□松下電器のホームページ
(9月27日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.matsushita.co.jp/
□パナセンスのホームページ
http://www.sense.panasonic.co.jp/
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(2002年9月27日)

[orimoto@impress.co.jp]