日本ビクター株式会社は、K2テクノロジーを採用したAVアンプ「AX-V8000」を12月中旬に発売する。価格は35万円前後。学習機能付きマルチブランドリモコンと、タッチパネル式のバックライト付き大型LCDリモコンが付属する。 AX-V8000は、150W×7chのTHX Ultra準拠のAVアンプ。THXサラウンドEXをはじめ、ドルビーデジタルEX、DTS 96/24、DTS-ES、DTS NEO:6、ドルビープロロジック II、MPEG-2 AACなどのデコーダを搭載している。また、5.1chを7.1chに最適化する「THX ULTRA2 CINEMA」、「THX MUSIC MODE」も装備。 各チャンネルのアンプはディスクリート構成をとるほか、サラウンドバック用の2つのアンプをバイアンプとして使用できる。DAコンバータは192kHz/24bitに対応し、ADコンバータはフロント2chが192kHz/24bit、フロント以外は96kHz/24bitとなっている。 搭載する、10モード・7チャンネル対応DAP(デジタル・アコースティック・プロセッサ)は、米Texas Instrumentsの32bit/64bit浮動小数点DSP「Aureus」ファミリ「TMS320DA610」を業界で初めて採用。最高1,800MIPS、225MHzの処理能力を持ち、「今までにない高品位なデジタル処理を行なうことで、高音質を実現した」としている。ヘッドフォンDAPも装備する。 また、2001年10月発売の「AX-V7000」に引き続き、K2テクノロジー最新技術「CC(コンプレッション・コンペンセイティブ)コンバーター」を全チャンネルに搭載。さらに、アナログ7.1ch入力(EXT 7.1ch入力)には、映像ノイズを混入させないための「ZIST(Zero Interference Audio Signal Transmission)」を採用した。これにより、クリアな音質を実現したという。 そのほか、外部入力のマルチチャンネルのアナログソースをダウンミックスする「プレシジョン・ダウンミックス・コンバーター」を採用。MM/MC対応フォノイコライザや音声ディレイ機能、パラメトリックイコライザなどを備える。 映像入力は、コンポーネント×2系統、D5×2系統、S2映像×5ch、コンポジット×5ch、音声入力はデジタルが同軸×3系統、光×4系統、アナログは2chが10系統、7.1chが1系統。また、映像出力としてコンポーネント、D5を1系統、S2映像×3、コンポジット×3を搭載。音声出力は、光デジタル×1、アナログ2ch×4系統、7.1chプリアウト×1系統を備える。 外形寸法は445×475×177mm(幅×奥行き×高さ)、重量は27kg。なお、2アクション式の電動ドアをフロントドアに採用している。
□日本ビクターのホームページ (2002年9月30日) [orimoto@impress.co.jp] |
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