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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社東芝は、160GB HDDやEthernetを搭載したDVD/HDDハイブリッドレコーダのフラッグシップモデル「RD-X3」を2003年1月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は20万円前後の見込み。 RD-X3は、12月中旬発売予定の「RD-XS40」のハードウェアを強化したモデルで、RDシリーズのフラグシップモデルに位置づけられる。主な強化点は下表の通り。なお、RDシリーズでプログレッシブ再生に対応したのは初となる。
プログレッシブ回路は、同社のDVDプレーヤーのフラグシップモデル「SD-9500」(店頭価格30万円弱)に搭載している回路を改良した「新リアルシアターモードプログレッシブ回路」を採用。「ビデオ素材に対する適応性を高め、改良された斜め線補完回路によりジャギーを抑え、録画した映像もフィルムライクに再生する」としている。なお、映像DACはSD-9500が108MHz/14bitであるのに対し、X3は108MHz/12bitとなっている。 コンポーネント出力には、ピュア・ダイレクト・カップリング高速ビデオアンプ回路を搭載。さらに、S映像出力、コンポジット出力にもコンプリメンタリ・ダイレクト・カップリングビデオアンプや、高精度のクランプ回路を採用している。 音質面でも、180MHz動作が可能なバランス型バッファアンプと、トロイダル型パルストランスを組み合わせた同軸デジタル出力回路を装備。「バランス駆動による良好な波形応答と、トランスの持つノイズ遮断特性を活かした高品位なデジタル出力を実現した」という。 さらに、出力段用電源バイパスコンデンサや、信号系のLPF回路にはポリエステル・フィルムコンデンサ、強力な出力性能とローノイズ、低歪み特性を有するというOPアンプを搭載。各部に高級オーディオパーツを採用している。 筐体の基本デザインはXS30/40を踏襲しており、外形寸法も430×350×78mm(幅×奥行き×高さ)で変わっていない。ボタンや液晶のレイアウトもXS30/40と同じだが、フロントパネルがアルミ材に変更されており、重量も6.3kgとXS30/40から1.1kg増加。フラグシップモデルとしての高級感を演出している。 ソフトウェアは、RD-XS40とほぼ同じで機能も同等。Ethernet端子を搭載し、同社が「ネットdeナビ」と総称する、一連のEthernetを介した機能を装備している。パソコン上からiEPGを利用して録画予約したり、外出先のパソコンや携帯電話から電子メールによる録画予約が可能。さらに、パソコン上で、サムネイル付きでタイトルを一覧したり、パソコンのキーボードで直接、タイトルやチャプター名の変更や、ジャンルの設定ができる。 また、キーボードやパソコン画面上のネットリモコンを用いて、本体の操作も可能。DVD-R作成時にも、メニュー画面の背景にパソコンに保存したデジタルカメラなどの画像を、背景として取りめる。 なおRD-XS40同様、Ethernetは操作関連のみの機能(ネットdeナビ機能)にしか対応しておらず、パソコン上でRD-X3に録画した番組を再生したり、画像や音声データの取り込み、編集、書き出し、ファイル転送はできない。
□東芝のホームページ (2002年12月4日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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